台湾鉄道に乗って、台北の観光スポットを訪れました。猴硐、十分、九份といった定番の観光地です。行き方やそれぞれの観光地の様子をレポートします。
鉄道で行く台北のおすすめ観光スポット!
今回は初めての台湾旅行ということもあり、滞在地である台北から日帰りでも周れる観光名所をいくつか訪れました。
定番中の定番である場所ばかりなので、すでにご存じの方も多いと思いますが、どんな様子だったのかを紹介します。
台鉄で観光
初めて訪れる外国であれば、たいていの観光客はパッケージツアーを利用してバスで主要な名所を周るケースも多いことでしょう。
しかし、ガイドブックを見ると、台北近郊の名所は台鉄を利用しても行くことができると分かったので、鉄道好きの私としては、台鉄を利用して観光することにしました。
ちょうど、滞在先であるコートヤード台北は、台鉄の南港駅から直結というロケーション。それで、台鉄の列車に揺られローカルな気分を味わいながら、目的地に向かいました。
滞在先のコートヤード台北については、コチラ↓の記事をご覧ください。
今回の観光ルート
↓(台鉄)
↓(台鉄:平渓線)
↓(タクシー)
↓(路線バス)
↓(台鉄)
猴硐(ホウトン)~猫村
南港駅から各停の列車に乗り50分ほどで猴硐駅に到着。猴硐は、猫が沢山いる「猫村」として有名です。
駅舎から猫だらけの演出で、駅から徒歩圏には猫にちなんだカフェやお土産店が沢山あります。散策していると、あちこちに猫がいてカメラを向けても逃げず、とても人に慣れています。
とにかく、猫好きにはたまらない場所です!!
猴硐を訪れた際の様子は、コチラ↓の記事で詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
十分(シーフェン)
猴硐駅から台鉄の平渓線に乗り、風光明媚な渓谷沿いを走れば、20分ほどで十分駅に到着。
十分は、「ランタン飛ばし」で有名な場所です。ランタンは線路沿いにずらりと並ぶお土産屋さんで販売されています。
ランタンに願い事を書いて飛ばすと、願い事が叶うと言われています。色とりどりのランタンがあるのですが、願い事によって色が決まっています。
思い思いの願い事を書いたランタンは、普段は列車が通る線路で上げられます。
↑実際に1時間に2本列車が走る線路に人々が入ります。
ランタンが空に上がる様子はもちろん、台鉄の列車が線路脇にある店先ギリギリを通過するのを見るのも楽しいです。このようなことは、日本ではとても考えられないですね。
九份(ジィウフェン)
台湾観光の定番スポット、九份にも行きました。山あいの狭い路地、石段と赤い提灯、レトロな雰囲気のお店など独特の風景が、多くの観光客に人気の場所です。
九份へはタクシーを利用
九份へは、十分駅から台鉄で瑞芳駅まで行き、そこからバスを利用するという行き方があります。しかし、十分駅のある平渓線は1時間に1本しか列車がありません。
そのため、時間の節約と暑さをしのぐために、十分からタクシーを使って九份へ行くことにしました。
タクシー料金は定額
タクシーに乗車する際行き先を告げると、観光地のため、ドライバーから乗車前に定額料金表を見せられました。かかる料金は、1,000台湾ドル(約3,300円)ほど。
この価格が相場なのかは不明でしたが、時間の節約になる上、2名だと1人当たり1,700円弱という金額なので、迷わず利用することにしました。
十分も九份も周囲は山に囲まれているため、山道やトンネルと高速道路も使って40分ほどかかりました。結構な距離だったので、3,300円の運賃はまあ妥当なのかなと思いました。
階段で息切れ
九份の街は山の斜面に広がっています。あとから分かったのですが、車やバスで行く場合は、下の入り口よりも上の入り口からの方が楽に散策できますね。
タクシーが着いたところが豎崎路という石段の下の方(警察署[交番]がある辺り)だったので、急な階段を上がらなければならず大変でした。
観光客でごった返し
訪れたのが日曜日ということもあり、観光客がたくさん訪れていました。
階段や通路沿いにはカフェやお土産店がひしめきあっています。いろいろなお店をゆっくり眺めながら散策したかったのですが、通路が狭くてすれ違うのも大変な状況でした。
豎崎路という石段を登ると、基山街という道と交わります。この基山街を左に進むのですが、この道は平坦なので楽でした。
素晴らしい眺望
しばらく進むと広場のようなところに出ました。そこからは、九份一帯と、遠くに海を見渡すことができ、抜群の眺望でした。
九份は夜に訪れた方が幻想的なのでしょうが、昼間の混雑を考えると夜はものすごいことになるのは想像に難くないでしょうね。しかし、一度は夜の風景も見てみたいと思います。
瑞芳(ルイファン)駅へ
九份からの帰りは路線バスで瑞芳駅へ。基山街を終わりまで進むと汽車路に出ます。(セブンイレブンが目印。)そして、汽車路を少し登ったところにバス停がありました。
(このバス停までタクシーで上がって来てもらえば、基山街→豎崎路の石段を下るルートを歩くことができたので、その方が楽だったのではないか、と思いました…。)
バス停はごった返していてまさにカオス状態。順番待ちをしている列もどうなっているのか全く理解できませんでした。とりあえず、列の先頭を通り過ぎバス停の外れでしばらく様子を見ていたところ、「瑞芳」と行き先が書かれたバスが目の前で停まりドアが開いたので、乗り込んでしまいました。(早く乗ったもの勝ち、のような雰囲気でしたので。)
バスに乗ってから20分ぐらいで瑞芳駅に着きました。
まとめ
暑い日でしたが、鉄道を利用して定番の観光スポットを巡ってみました。観光客がかなり多くて驚きましたが、一度は行っておきたい場所を訪れることができてよかったです。
一緒に行くメンバーや天候などの状況によって、利用する交通機関は臨機応変に考えると良いと思います。
台北の交通事情についての記事も書いていますので、よろしければぜひご覧ください。
台北MRTでまわった観光地&グルメスポットについての記事もご覧ください。
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