日本国内の会員制リゾートについて、タイムシェアと比較しながら、どのようなものなのかやその仕組みについて詳しく説明します。
日本国内の会員制リゾートとは
日本国内の会員制リゾートとは、どんなものでしょうか。
タイムシェアと比較しながら、日本国内の会員制リゾートの仕組みについて、「権利形態」「年間の利用泊数」「予約システム」「利用料金」の4項目に分けて詳しくお話しします。
(タイムシェアについて詳しくはコチラの記事↓をご覧ください。)
権利形態
日本国内の会員制リゾートは、1部屋または1フロアの部屋、あるいは建物全体の部屋(専有部分)の不動産を会員で共有する、不動産共有制が主流です。
不動産共有制のほか、入会時に入会金(原則、取っきりで返金なし)と一定のお金を預ける預託金制や保証金制(原則、預けたお金は一定の条件により返金される)、あるいは入会金のみで会員になれるものもあります。
これらは、不動産共有制に対して利用権制(預託金制、保証金制などともいう)と呼ばれています。
そして、不動産共有制のリゾート会員権の場合、タイムシェアと同様に、小口化しても所有権であるので、登記することにより第三者に対して資産が保全されます。
また、この権利は相続や譲渡をすることができます。利用権制のリゾート会員権であっても、クラブの事業主が承諾すれば、権利を譲渡することができます。
- 不動産共有制
→所有権なので相続・譲渡が可能 - 利用権制
→譲渡が可能
年間の利用泊数
タイムシェアは1年に1週間の利用ですが、一方で国内の会員制リゾートは、それぞれのクラブにより年間の利用泊数が異なります。
エクシブ
国内最大手のリゾートトラストが運営するエクシブの場合、1部屋を14人で共有するシステムです。
つまり、365日 ÷ 14 ≒ 26泊 という計算等で泊数が決められています。
東急ハーヴェストクラブ
人気の東急ハーヴェストクラブは、1部屋当たり10口換算で共有するシステムです。
つまり、365 ÷ 10 ≒ 36泊 となります。
日本独自の予約システム
タイムシェアには、「固定(フィックス)タイプ」と「浮動(フロート)タイプ」があると先般申し上げましたが、日本では独自の予約システムを各クラブごとに採用しています。
それは、1週間連続で利用するというスタイルが、未だ日本では馴染みがないためであると推測します。
詳細は後の機会に改めて投稿しますが、不動産共有制のクラブの場合は購入した会員権の施設(ホーム施設、ホームグランド等の名称で呼ばれている)に、予約の優先性が与えられます。
利用料金
タイムシェアの場合は年間管理費の中に宿泊時の利用料金が含まれているのが原則です。
一方、国内の会員制リゾートの場合は、1泊当りの宿泊費が別途必要な場合がほとんどです。
1泊1室料金のルームチャージ、1泊1名料金のパーソンチャージが必要となります。
まとめ
国内の会員制リゾートの仕組みについて説明しました。タイムシェアと比較することでポイントを分かりやすく整理しましたが、いかがだったでしょうか?
国内会員制リゾートとタイムシェアの違いについても記事にしていますので、コチラ↓も合わせてご覧ください。
エクシブについて詳しくはコチラをご覧ください。
東急ハーヴェストクラブについて詳しくはコチラをご覧ください。
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