2023年6月末、JWマリオットホテル奈良に宿泊しました。この記事では、ホテル周辺にある有名観光地の奈良公園・東大寺と平城宮跡の様子を紹介します。また、帰る際に利用した近鉄観光特急「あをによし」についてもレポートします。
JWマリオットホテル奈良 宿泊記③ ~ 周辺観光スポット&あをによし
JWマリオットホテル奈良宿泊記最終回のこの記事では、今回の旅行で訪れた観光地(奈良公園・東大寺、平城宮跡)を中心にレポートします。
JWマリオットホテル奈良からアクセスしやすい場所に奈良の有名な観光地が数多くあります。
そして、帰りに近鉄奈良駅から京都駅まで乗車した近鉄観光特急「あをによし」についても紹介します。
JWマリオットホテル奈良については、コチラの記事↓をご覧ください。
周辺施設とぐるっとバス
まず、JWマリオットホテル奈良の周辺施設と、周辺をめぐる「ぐるっとバス」について紹介します。
ホテルの複合施設
JWマリオットホテル奈良は、コンベンション施設、イベントスペース、商業施設からなる複合施設の一角に位置します。
ホテルの裏手には「奈良県コンベンションセンター」があり、双方の建物は2階の連絡通路でつながっています。
1階のイベントスペースを挟んで奈良県コンベンションセンターの向かい側には蔦屋書店、ファミリーマート、スターバックス、中川政七商店といったショップが入っている建物があります。
奈良のお土産をここで買うのもよいかもしれませんね。
ぐるっとバス
「ぐるっとバス」という、奈良公園や平城宮跡へ行くのに便利なバスがあり、平日は30分間隔、土日祝日は15分間隔で運行しています。
運賃は一律100円という利用しやすい金額です。青色のバスなので分かりやすいですよ。
JWマリオットホテル奈良の目の前にあるバス停は、大宮通ルートの「B15 奈良市庁前」。平城宮跡方面へ向かうバスが通ります。
大通りを挟んでホテルの向かい側に建つ奈良市庁前にも「B3 奈良市庁前」という同名のバス停がありますが、こちらは近鉄奈良駅方面行きです。
「ぐるっとバス」のルートや時刻表はコチラ 。
近鉄奈良駅付近
近鉄奈良駅へは、ホテルの無料巡回シャトルバスで行くことができます。所要時間は約10分(道路の混雑状況によっては12~13分ほどかかることも)。
近鉄奈良駅近くには、駅のすぐ近くから伸びる「東向商店街」という大きな商店街があります。ここで奈良土産を買うのもよし、食事をするのもよし。
家族に頼まれたお土産を買いに、横道を入って1本隣の通りにある「ROKUMEI COFFEE」へ行ってみました。
コーヒーや軽食がいただけるカフェで、店内ではコーヒー豆やオリジナルグッズも販売しています。
店オリジナルブレンドのコーヒー豆とドリップコーヒーのセットを購入しました。
さらに歩くと奈良町がありますよ。
奈良公園・東大寺
奈良公園は、近鉄奈良駅から徒歩圏内にあります。とても広いので結構歩きますが、奈良公園内までぐるっとバスも運行しているので、それを利用するのもよいかもしれません。
奈良公園に入ると、興福寺の五重塔が見えてきます。
辺りに鹿さんがいました。
鹿さんがいることはもちろん知っていましたが、そこら辺に普通に歩いているのを実際に見ると、思わずびっくりしてしまいました。
公園内を歩いて行くと、その数がどんどん増えてきます。人慣れしているようで、外国人観光客になでられている鹿さんもいました。
さらに進むと「大華厳寺」と書かれた額が掲げられている東大寺南大門が見えてきました。
金剛力士像の迫力がすごい…。
そしてその先にある大仏殿へ向かいました。拝観料(大人1人600円)がかかりますが、せっかくここまで来て大仏さんを見ないわけにはいきません。
小雨が降ったり止んだりしていましたが奈良公園内は大勢の観光客であふれていて、外国人や修学旅行生も多かったです。しかし、大仏殿のほうは結構空いていましたよ。
その昔、修学旅行で来たことがあるので建物の大きさは分かっているつもりでしたが、改めて見るとやはりその大きさと美しさに圧倒されますね。
おお…。奈良の大仏さん、盧舎那仏です。
手を合わせてからぐるりと背後の通路の方へ進みます。斜めから見上げる大仏さんもいいですね。
やや後からの肩なめショットもなかなか。
大仏さんの鼻の穴と同じ大きさの穴が開いている柱の穴くぐりは、利用停止中でした(2023年6月末)。
平城宮跡
ホテルから平城宮跡へのアクセスは「ぐるっとバス」が便利です。ホテル前のバス停(大宮通ルート「B15 奈良市庁前」)から乗車し、3つ先の「B18 朱雀門ひろば前」で下車します(所要時間約6分)。
帰りは、施設建物そばの「B1 朱雀門ひろば」から乗車し「B3 奈良市庁前」で下車します(所要時間約6分)。
バスを降りると、とても広い空き地のような場所に大きな朱雀門だけが建っているのが見えます。
朱雀門の手前のエリア(朱雀門ひろば)の横に、案内所、トイレ、お土産屋、レストランなどが入った建物があります。帰る前にここでお土産をいくつか購入。
屋外には大きな遣唐使船が置いてあり、ちょうどドライアイスの煙がもくもくと出てきて幻想的?なシーンを写真に収めることができました(正午から5分程度のイベントなのかな?)。
↓復元された朱雀門。朱色が鮮やかです。
朱雀門をくぐると、そのさらに奥に大きな門が建っているのが見えます。第一次大極殿院大極殿(南門)というのだそう。
小雨がぱらつく中、通路らしい通路はなくクローバーなどの下草が生えているだけの空き地の真ん中を、ぬかるみを避けて進みます。
ようやく大極門まで到着。こちらもとても美しいですね。
隣の東楼は復原整備中なので囲いに覆われていました。
そしてさらに奥に見えるのが第一次大極殿。
ボランティアの方々がいて、質問するといろいろと教えてくれました。復原を進めていて、いずれは周囲に塀を張りめぐらせるらしいですよ。
すべてが完成するまでどのくらいの年月がかかるか分かりませんが、この先どのようになっていくのか楽しみです。
平城宮跡と言えば、敷地内を近鉄線が通過することが知られています。結構な頻度で電車が通っていました。
これはこれで、いにしえと現在が交差する、趣のある景色とも言えるでしょうか。
「あをによし」で京都へ
奈良に行くときは羽田から伊丹空港へ飛行機を利用しましたが、帰るときは近鉄奈良駅から15:50発の観光特急「あをによし」に乗車して京都駅へ行き、新幹線に乗り換えて東京へ戻りました。「あをによし」ということばは奈良にかかる枕詞ですね。
車体の色は濃い紫色。冠位十二階の最高位に使われた色の紫を採用したそうです。
紫の車体に描かれたあでやかな白い花は、螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)という正倉院の宝物に施されていた装飾を模したようなデザインです。
車内は若草色の大きなソファーが並び、ゆったりとした贅沢な空間になっています。この車両はすべて二人席。
シートはリクライニングはできませんが、体がすっぽり包まれるので快適な乗り心地です。
左右でテーブル席の造りが異なります。これ↓は正面に向き合う席。
我々は三角のテーブルを挟んで斜めに向かい合う席を予約していました。
各テーブルの上にはきれいなライトが置いてあります。この丸い輪がいくつも付いた青いライトは、瑠璃杯(るりのつき)という、これも正倉院の宝物である杯をイメージした印象です。
発車してまもなく、平城宮跡の朱雀門そばを通過。三角席の車窓から見えるのは大極門ですね。
京都駅には16:25で到着。所要時間わずか35分という速さです。
まとめと感想
JWマリオットホテル奈良宿泊記最終回では、奈良公園・東大寺、平城宮跡といった有名観光地を中心にホテル周辺のスポットを紹介しました。
それらは、ぐるっとバスやホテルのシャトルバスでアクセスできるので便利です。移動に時間をかけずに、歴史的な建築物や景色をゆっくり楽しむことができました。
こういう場所は、若いころよりも年齢を重ねてから来るほうが、より感慨深いものがありますね。
また、帰りに近鉄観光特急「あをによし」に乗車しましたが、以前から乗りたいと思っていたのでようやく念願かないました。
外装も内装も凝った造りの素敵な電車で、旅の最後に快適な移動となりました。1泊の滞在でしたが、奈良を満喫できてとても良かったです。
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