HGVポイントを使ってヒルトン上級ブランドの「コンラッド東京」に宿泊しました。前編のこの記事では、エグゼクティブベイビュールームの様子を詳しく紹介します。
コンラッド東京 宿泊記(前編)~ エグゼクティブベイビュールーム
2021年6月下旬、HGVポイントを使用して「コンラッド東京」に宿泊しました。
ヒルトンオナーズ ダイヤモンド会員としての特典もあり、贅沢な滞在が楽しめました。宿泊の様子を2回に分けてお届けします。
この記事(前編)では、エグゼクティブベイビュールームの様子を詳しく紹介します。
HGVポイントでヒルトン系ホテル宿泊
現在、ヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV)オーナーサイトにログインすると、「ヒルトンホテルダイレクトステイHGVのポイントで指定音ヒルトン系列ホテルにご宿泊!」のスライドが出てきます。
今回はこの仕組みを利用して、コンラッド東京に宿泊しました。
「ヒルトンホテル ダイレクトステイ」とは
通常、HGVのバケーション施設以外のヒルトン系列ホテルを利用する場合、HGVポイントを使用したいならばヒルトンオナーズ(ホテルポイント)へ交換する必要があります。
ところが、「ヒルトンホテル ダイレクトステイ」という、HGVポイントを使ってヒルトン系ホテルに宿泊できるというシステムが登場しました。
コロナ禍の影響で海外のバケーション施設の利用が制限されているのを受け、オーナーの日本国内での利用促進を図るためにできた仕組みなのではないかと個人的には考えます。
ヒルトンホテル ダイレクトステイ対象ホテル
「ヒルトンホテル ダイレクトステイ」で利用できる国内のヒルトン系列ホテルは次の7箇所です。1泊1室(定員2名)の最低必要ポイント数も記載します。また、1件当たり予約手数料($99)が別途かかります。
対象ホテル名 | 必要ポイント数 |
---|---|
コンラッド東京 | 3,850~ |
コンラッド大阪 | 3,850~ |
ヒルトン東京 | 2,400~ |
ヒルトン東京ベイ | 2,000~ |
ヒルトン名古屋 | 2,750~ |
ヒルトン大阪 | 2,800~ |
ヒルトン福岡シーホーク | 2,540~ |
現在の詳細はオーナーサイトでご確認をお願いします。
2022年のホテルダイレクトステイについてはコチラ↓をご覧ください。

コンラッド東京とは
「コンラッド」は、ヒルトンの創業者コンラッド・ヒルトンのファーストネームを冠した、ヒルトングループの上級ブランドのホテルです。現在日本国内におけるヒルトン系ホテルでは最上級となります。「コンラッド東京」は日本最初のコンラッドで、そのほか「コンラッド大阪」の2か所のみです。
「コンラッド東京」は東京都心に位置する「東京汐留ビルディング」の28階から37階にあります。銀座や新橋まで徒歩圏内なので、ビジネスや観光に大変便利なロケーションです。
コンラッド東京 基本情報
施設名称:コンラッド東京
住所:東京都港区東新橋1-9-1
TEL:03-6388-8000
FAX:03-6388-8001
チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
アクセス
- 都営大江戸線・ゆりかもめ線「汐留駅」より徒歩1分(駅直結)。
- JR線・都営浅草線・東京メトロ銀座線「新橋駅」より徒歩7分。
エントランスから非日常へ
コンラッド東京のロビーは「東京汐留ビルディング」の28階に位置します。このビルはオフィスや商業施設も入居する複合施設です。
私は汐留駅から向かいましたが、オフィス入口の手前にエスカレーターがあるので、それを上がるとコンラッド東京のエントランスが見えてきます。

エントランスから中に入ると、広い空間の中心に置かれている赤いオブジェが目に留まります。

私には真っ赤なハイヒールのようにも見えましたが、インパクトのあるオブジェです。
左に進むとエレベーターホールがあり、28階のロビーまで直通エレベーターで上がります。非日常への入口のような雰囲気で、ワクワクしました。
ロビーの風景
28階のロビーは天井が高く明るく開放的な空間です。レセプションは広々としていて混雑していませんでした。

レセプションの対面にあるロビーラウンジ(バー&ラウンジ「TWENTY EIGHT」)には天井まで届く大きな窓があり、都心の景色が一望できます。

客室アップグレードでエグゼクティブベイビュールーム
今回、HGVポイントを使用して予約した客室はスタンダードな「ベイビュールーム(ツイン)」です(参考:当日のルームチャージ:50,456円(税サ込))。
当日、チェックインをしたところ客室がアップグレードされており、37階エグゼクティブフロアにある「エグゼクティブベイビュールーム(ツイン)」となりました(当日のルームチャージ:60,869円(税サ込))。
客室の無料アップグレードはヒルトンオナーズのダイヤモンド会員特典の一つです。HGVポイントで宿泊する際もホテルリワードのランクに応じた特典を自動的に受けることができるというのはうれしいですね。
レセプションのスタッフはとても丁寧に対応してくれました。
エグゼクティブベイビュールームの様子
エグゼクティブフロアは36階・37階となっており、今回宿泊する客室は最上階の37階です。エグゼクティブ・ラウンジも同じ37階にあるので便利です。客室はベイビュー側の方が料金が若干高い設定となっています。
客室への廊下は薄暗く、濃いブラウンの木目の壁やドアが高級感を醸し出しています。
広い客室

内装はシックでシンプルな色合いでまとめられ、落ち着いた雰囲気の客室です。
広さは48㎡、天井の高さも約3mとのこと。ここ1~2年間に宿泊したヒルトン系ホテルの客室は30㎡~35㎡の広さだったので、それらに比べるとかなりゆったりしています。
天井まで届く高さの大きな窓があり、最上階ということもあって抜群の眺望です。
窓側には部屋の端から端までの長いソファーが配置されています。ここにゆったり腰掛けながら、都心の眺望が楽します。
ベイビューのお部屋なので、東京湾やレインボーブリッジ、隅田川、眼下には浜離宮恩賜庭園が望めます。

宿泊した際は梅雨時だったのですっきりしないお天気で残念でしたが、陽が落ちてからはきれいな夜景が楽しめました。

ベッドの窓側の隣には大きめの丸テーブルと椅子があります。仕事をするのに十分なスペースです。

かわいいおもてなし
ベッドはダブルサイズが2台。ベッドの上に何か置いてあります。
「コンラッドダック」と「コンラッドベア」が静かにお出迎えしてくれていました。

コンラッドダックは、銀の王冠をかぶった白いアヒルさん。お腹を押すと「ぴい」と鳴きます。
コンラッドベアは万国旗の柄になっています。首に「CONRAD TOKYO 2020」と書かれたリボンが巻かれているので、「東京オリンピック・パラリンピック」仕様のベアなのでしょうか。
この子たちは持ち帰っていいそうです。
充実したミニバー
テレビの下の棚はミニバーとなっています。
棚の上にはペットボトルの水2本、ネスプレッソマシーン、急須と湯飲みのお茶セットがありました。これらは無料でいただけます。

ミニ冷蔵庫を開けると、中にはアルコール類など飲み物がぎっしり。棚を開けると、カップやグラス、スナックやウイスキーなどがそろっていました。これらミニバーのものは有料となります。

大きいクローゼット
部屋に入って右側には大きなクローゼットがあります。

アイロンやアイロン台、セイフティーボックス、ナイトウエア、靴ベラ、傘、スリッパなどが用意されています。

スリッパは使い捨てですが、フワフワで履き心地がよかったです。
ゆったりとしたバスルーム
部屋に入って左側はバスルーム。バスルームの入口は引き戸になっています。

置き型タイプで丸みを帯びた形の大きなバスタブが目を惹きます。
部屋側はガラス張りになっているので、お湯につかりながら窓の景色を眺めたり、部屋のテレビを見たりして、優雅なバスタイムが楽しめます。
部屋から丸見えですが、もちろんブラインドを下ろして目隠しすることもできます。

横幅が広い洗面台には洗面ボウルが2つ。

アメニティは「SHANGHAI TANG(シャンハイタン)」というブランドが用意されていました。(アメニティブランドはいくつかあるうちから選べることができるらしいですが、今回特に指定はしませんでした。)

シャンプー・コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション、歯磨きセットなど一通りそろっています。マスクやアルコール除菌ジェル・ウェットティッシュもありました。
白い箱の中にはシェイバーやくしなどが入っていました。

バスローブもバスルームにかかっています。バスローブは珍しく(?)フード付きです。
バスルームに入って左手には個室のトイレ(ウォシュレット付き)とシャワーブースがあります。

シャワーはレインシャワーとハンドシャワーの両方がありました。

まとめと感想
はじめて「コンラッド東京」に宿泊しました。

ヒルトン系ホテルにはタイムシェアも含めて何度か宿泊していますが、上級グレードのコンラッドは客室内装・備品・寝具どれもクォリティーが高く、他とは違う上質な雰囲気がありました。
知人から「家族と一緒に泊まってはダメ。今後、他のホテルには泊まりたくないと言い出すから。」と警告されていましたが、その言葉通りだと思いました。何か特別な時に宿泊するのがいいのかもしれませんね。
もちろんエグゼクティブ・ラウンジやレストランでの朝食も大変良かったです。(ヒルトンオナーズ ダイヤモンド会員特典で、エグゼクティブ・ラウンジが利用できたり、朝食が無料でいただけました。)これらについては、コチラの記事↓で詳しく紹介しています。


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