2022年11月にタイのバンコクに旅行に行った際の、タイ出入国の手続きやフライト(JAL 羽田↔バンコク線)の様子、さらに羽田空港とスワンナプーム空港のサクララウンジの利用についてレポートします。タイ入国規制が緩和されてタイ旅行に行きやすくなりました。
バンコク旅行2022① ~ 出入国&フライト(JAL羽田↔バンコク)
毎年のように楽しんでいたバンコク旅行。このたび2年10カ月ぶりにやっと訪問がかないました。
前回バンコクを訪れたのは2020年1月、コロナが蔓延し始める直前でした。
現在は、コロナ禍で長らく強化されていた出入国の規制がかなり緩和されてきています。
この記事ではタイと日本の出入国の手続き、JAL 羽田↔バンコク線のフライトの様子、さらに羽田空港とスワンナプーム空港にあるサクララウンジをそれぞれ紹介していきます。
まずは日本からバンコクへ渡航する際の手続きについて。羽田空港のサクララウンジやフライトの様子も続きます。
タイ入国規制緩和と必要書類
2022年10月1日よりタイ入国規制等が緩和されています。
日本人観光客がタイに渡航する場合、入国時におけるワクチン接種証明書及び新型コロナウィルス非感染証明書の提示が不要となりました。これにより、私がタイに渡航した2022年11月時点での必要書類は「パスポート」と「航空券」のみでした。
- パスポート
- 航空券
また、タイに旅行する外国人の滞在可能期間も延長されています。
日本人は観光目的のビザなし入国が可能で、通常は30日間までの滞在のところ、45日間まで滞在することができるようになりました(2023年3月までの期間限定の措置)。つまり、この記事を書いている時点ではコロナ前よりも入国条件が緩和されていることになりますね。
羽田空港でチェックイン
今回のタイ渡航に利用するフライトはJAL便です。
フライトの予約をしたのは半年以上前の4月。その際、後方窓側の座席を指定しました。
その後、出発日の1か月くらい前に、フライトの機材が変更されたということと、窓側座席は確保されていることを知らせるメールが届きました。
それ以降ときどき予約状況をチェックするも、帰りの便の座席番号は確認できるのに、行きの座席番号はずっと「ご希望 窓側」の表示のままでした。
ついに出発前日になり、Webチェックインをしようとしましたがチェックインできず、出発当日にカウンターでチェックインを行うよう指示されました。
羽田空港のJAL国際線は第3ターミナルで出国の手続きをします。チェックインカウンターは混んでおらず、すぐに対応してもらえました。
すると、エコノミークラスで予約していた座席がプレミアムエコノミークラスに無料アップグレードされていました。(よかった!)
プレミアムエコノミークラスはJALサクララウンジにアクセスできます。チケットにも「SAKURA LOUNGE」と印字がありました。
羽田空港での出国審査
羽田空港での出国は、自動端末により手続きをしました。特別なことは何もなく、問題なく通過。
羽田空港国際線JALサクララウンジ
時間に余裕をもって空港に来ていたので、搭乗前に「JALサクララウンジ」を利用しました。場所は羽田空港第3ターミナル4階です。
実は私はサファイア会員なので、座席クラスにかかわらずアクセスできる権利は持っています。
サクララウンジの中は広々としていて、ゆったりとくつろげるスペースとなっていました。
ブッフェスタイルではなく、注文カウンターで注文するとスタッフが料理を盛り付けてくれます。
食事のメニューは豊富に用意されていました。スマホからQRコードでアクセスし注文することもできるようです。
和食膳とミニカレーを食べましたが、とても美味しかったです。
飲み物はソフトドリンクと各種アルコールも提供されており、セルフスタイルになっていました。
羽田→バンコクのフライト
往路のフライトはこのような予定。
往路:羽田(11:25)→バンコク(16:20) JL31 プレミアムエコノミー
飛行時間は約7時間です。タイは日本より2時間遅れの時差です。15分ほど遅れて出発しました。
機内はほぼ満席の状態でした。国際線なのに国内の沖縄線よりも使用機材は小さく、トイレが常に混雑していました。
プレミアムエコノミーはシート幅が大きくシートピッチも広かったので、快適に過ごすことができました。
アメニティも充実していました。
ブランケットとノイズキャンセリングヘッドフォンのほか、持ち帰りできるアメニティとして、ふわふわのスリッパ、耳栓、歯ブラシセット、アイマスク、保湿フェイスマスク、ペットボトルの水が用意されていました。
機内食も美味しく、食後にハーゲンダッツのアイスクリームも提供されました。
メニューもあり、飲み物の種類がいろいろ書いてありました。「うどんですかい」って今もあるんですね(調べてみたらなんと誕生30周年!)。
スワンナプーム空港でのタイ入国審査
飛行はすこぶる順調でしたが、いよいよ到着というところで約30分もの間、空港近郊の上空を旋回し続けました。
実は到着日の翌日までの日程でバンコクでAPECが開催中だったのです。優先するフライトがあるため、一般旅客機の離着陸が調整させられていたようでした。
ようやく着陸し、飛行機から降りて入国審査へ。イミグレーションでは外国人観光客による長い行列ができていました。
日本のパスポートを持っている人は、パスポートと帰りの航空券の提示、そして指紋データの採取が求められ、入国審査自体は3分程度で終了。ちなみに、以前は到着前に機内で記入が必要だった「出入国カード」は不要となっていました。
無事入国したあとはそのまま宿泊先に向かいましたが、バンコク都心部の大通りでは、APEC関連のVIPの車列を優先させるために交通規制をしていた影響で、大渋滞が発生していました。
続いては、バンコクから日本への帰国した際の手続きについて。スワンナプーム空港のサクララウンジやフライトの様子も続きます。
タイ出国と日本入国のための必要書類
日本へ帰国(入国)する際に必要なものは以下のものでした。
- パスポート
- 航空券
- Visit Japan Web
- ワクチン接種証明書または出国前72時間以内の陰性証明書
- 質問票(滞在歴や健康状態などを記入するもの)
「Visit Japan Web」は入国手続きで必要な「検疫(ファストトラック)・入国審査・税関申告」をウェブで行うことができるサービスです。
2022年11月1日から、日本入国のための検疫の機能が「MySOS」から「Visit Japan Web」に切り替えられました。
これにより、「検疫」・「入国審査」・「税関申告」の全てをVisit Japan Web上で完結できるようになりました。(MySOSの運用は11月14日で終了しました。)
④ワクチン接種証明書or陰性証明、⑤質問票 については、Visit Japan Webの検疫(ファストトラック)で事前登録することができます。
2022年5月にハワイに渡航した際にはMySOSを利用しており、Visit Japan Webは今回初めての利用です。
パスポート情報については日本出発前から登録しておきました。
帰国前日の夜、バンコクの宿泊先にて質問票とワクチン接種証明書の登録をしました。ワクチン接種証明書については、ワクチン接種証明書アプリの必要な情報が確認できる画面をスクリーンショットしてアップロードしました。(システムが連動していないのでひと手間かかりますね…。)
登録が済むと、赤で「審査中」と表示されます。しばらく経っても赤いままなのでそのまま就寝。
翌朝確認したら、無事に青色の「完了」や「審査完了」に変わっていました。
スワンナプーム空港での出国手続
帰国日の早朝、宿泊先のマリオットバケーションクラブ・エンパイアプレイスから無料送迎サービスを利用してスワンナプーム空港へ。(※無料送迎サービスはエグゼクティブメンバー特典です。)
JALのチェックインカウンターは、スワンナプーム空港の4階、「P」カウンターにあります。
エコノミークラスのカウンターには行列ができていましたが、JGC専用カウンターは空いていたのでそちらですぐにチェックインすることができました。
チェックインの際、ワクチン接種証明書アプリ(英語)の提示を求められました。
そして保安検査を通過すると、出国審査では長い行列ができていました。出国審査の際は、ワクチン接種証明書の提示は求められず、パスポートと航空券の提示のみで、指紋データもなぜか再び採取されました。
スワンナプーム国際空港JALサクララウンジ
チェックインをした際「搭乗口案内」の紙を渡され、そこにJALサクララウンジの場所も記載されていました。サクララウンジは3階にあるので一つ下の階へ。
入口では航空券をスタッフに提示して入室します。
ここのサクララウンジは、日本出国前に利用した羽田空港のサクララウンジに比べるとさほど広くありませんでした。
こちらも羽田空港と同様ブッフェスタイルではなく、注文カウンターで食事もドリンクも注文します。(羽田空港ではドリンクはセルフサービスでしたが、こちらではドリンクもカウンターで注文を受けていました。)
朝食を食べてなかったのでここで和食膳を食べました。ちゃんとした和食でとてもおいしかったです。食事は和食からタイ料理まで用意されており、地元のチキンカレーもありました。
バンコク→羽田のフライト
復路のフライトはこのような予定。
復路:バンコク(9:55)→羽田(17:30) JL32 エコノミー
帰りの飛行時間は約5時間半です。ほぼ定刻通りに出発しました。
帰りも行きと同じサイズの飛行機で、ほぼ満席の状態。やはりトイレが混みました。
行きのプレミアムエコノミークラスに比べるとエコノミーのシート幅はやや小さく、シートピッチはかなり狭いのですが、まずまずの乗り心地で悪くはなかったです。
機内食はパッタイまたはドライカレーを選べました。(疲れていたせいか、写真を撮るのをすっかり忘れてしまっていました!)食後にハーゲンダッツのアイスクリームが出ましたが、もったいなかったけれどお腹いっぱいで食べられませんでした。
羽田空港での日本入国審査
日本にはほぼ定刻に到着。
降機してボーディングブリッジを通過すると、イミグレーションに入る前の通路の辺りで担当スタッフが色々な声かけをしていました。
「国内線乗り換えの方はこちらへ」「Visit Japan Webのアプリ画面を提示してください」「アプリ画面が〇〇色の方はあちらへ」などと次から次へと声を出してさまざまな指示をしているのですが、パッと見て分かるような案内掲示はありません。
どこに向かって行き何をすればよいのか分かりにくく、狭い通路なのに後方の人が乗り換えのため前へ前へと移動してきたりして、多くの人が混乱していました。「何でこんな狭いところでやっているんだ!!」と怒り出す人もいたほどカオスな状態…。もう少し整然とできないものか、と感じました。
なんやかんやでなんとかたどり着いたイミグレーションでは、ファストトラック画面の色(青・黄色・赤)によって並ぶ場所を分けていました。青色画面はすべての事前登録と審査が完了している状態を示します。
青色の列に並んでいると、QRコードを表示させておくよう指示がありました。そして入国審査はQRコードを提示してすぐに通過できました。
一方で、青以外の黄色や赤の画面の人は長蛇の列に並んでいました。Visit Japan Webのアプリをインストールしている人はたくさんいたようですが、事前登録を済ませて青色画面の列に並ぶ日本人が意外と少なかったのに驚きました。
まとめと感想
タイ・バンコク旅行の際の出入国やフライトの様子についてレポートしました。
規制が大幅に緩和されてタイへの入国はコロナ以前と同様となり、事前準備や必要な書類が少なくて済んだので楽でした。
日本帰国の際には、アプリへの登録は少々手間であるものの、これをやっておけばスムーズに検疫や入国審査が通過できるのでなかなか便利になったと思います。
ただ、システム面では便利になったものの、その扱い方には混乱がないようにもっと工夫したり対策したりしていく必要があるのではと感じました。
この記事がこれから海外旅行に出かける人に少しでも参考になればうれしいです。
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