「メズム東京、オートグラフ コレクション」の宿泊記です。日本・東京を意識したモダンでおしゃれなホテルの客室の様子をレポートします。
メズム東京 オートグラフ コレクション宿泊記① ~ 和モダンの素敵な客室
2020年11月末、「メズム東京、オートグラフ コレクション」に宿泊しました。「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、日本・東京を意識したモダンでおしゃれなホテルです。
この記事では主に客室について紹介します。
メズム東京、オートグラフ コレクションとは
「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、2020年4月27日複合商業施設「ウォーターズ竹芝」に開業したマリオット系のデザイナーズホテルです。
- 電車でのアクセス
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- JR山手線・京浜東北線、モノレール「浜松町」駅 北口より徒歩6分
- 新交通ゆりかもめ「竹芝」駅より徒歩3分
- 都営大江戸線・浅草線「大門」駅 B1/B2出口より徒歩7分
JR東日本グループとマリオット・インターナショナルの初提携ホテルであり、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)に参加しています。
今回わたしは、マリオットボンヴォイのサイトからポイントを使って予約しました。
チェックイン
まずは、ロビーでチェックインをした様子を紹介します。
非日常へのエントランス
「ウォーターズ竹芝」のタワー1階にホテルのエントランスがあり、ホテルクルーが出迎えてくれます。
名前を告げると、クルーが奥のエレベーター前までエスコートしてくれました。
エントランスからエレベーターホールまでの通路は両側にキラキラした装飾があり、非日常への入口を感じさせます。
エレベーターに乗り、ロビーがある16階まで上がります。
開放的なロビー
ロビーに到着すると、ここでもクルーが出迎えてくれました。
わたしがチタンエリートメンバーだと分かっているようで、一般のレセプションではなく、入ってすぐのところにあるデスクに案内されました。ここでチェアに座るよう促されてチェックイン手続きへ。
通常時であれば、プラチナエリート以上のメンバーならチェックイン・チェックアウトは25階のクラブラウンジでやっていただけるようですが、コロナ禍のこの時は16階のロビーで行っているようでした。
チェックイン手続きをしている際、ウェルカムドリンクとして冷たい玉露が出されました。ほんのり甘くておいしい…ほっとします。
ロビーは天井が高く、大きな窓からはすばらしい景色を望むことができ、開放感あふれる空間となっています。
リズミカルなビートが効いたBGMが流れており、大都会の景色と相まって、なんだかわくわくする雰囲気を醸し出していました。
ロビー階にあるラウンジにはグランドピアノが置かれていて、生演奏もあるとのことです。
アップグレードとレイトチェックアウト
予約した部屋は「チャプター1」でしたが、「チャプター2」キングガーデンビューのお部屋にアップグレードしてもらえました。25階のクラブフロアの角部屋です。
16:00のレイトチェックアウトも可能となりました。
メズム東京の客室は全265室で、「チャプター1」「チャプター2」「チャプター3」「チャプター4スイート リュクス」の4タイプがあります。
「チャプター1」は面積40㎡のお部屋、「チャプター2」は43~44㎡でバルコニー付きのやや広めのお部屋です。
24~26階のエグゼクティブクラス、スイートの利用客およびプラチナエリート以上のメンバーは、クラブラウンジ「クラブメズム」を利用することができます。
チェックインの後は、チェックインをしてくれたクルーが一緒にエレベーターに乗り、客室まで案内してくれました。
すてきな客室
エレベーターに乗ると、クルーがルームカードキーをかざして階数ボタンを押し、25階へ。
すばらしい眺望
客室の奥に入ってまず目に入るのが、角部屋ならではの眺望です。床から天井近くまである大きな窓が2方向に配されているので、とても開放感のある空間となっています。
ベランダのある東側の眼下に浜離宮や隅田川、その先には月島や勝どきの高層タワー群、さらに奥にはスカイツリー。
南側の右手奥にはレインボーブリッジと東京湾。東京ならではのパノラマの景色が遠くまで見渡せます。
陽が落ちれば素晴らしい夜景も楽しめます。
すばらしい景色の一方で、客室自体はモノトーンで落ち着いた雰囲気です。
和を感じさせる客室
クルーも一緒に客室に入り、部屋にあるタブレットを使って客室や備品の使い方などを丁寧に説明してくれました。
タブレットがコントローラーとなり、カーテンやドレープの操作ができるとのこと。便利ですね。
また、CASIOのデジタルピアノ「Privia(プリヴィア)」が設置されているのですが、この設定もタブレットで行います。ブルートゥースで接続するとスマホの音楽のスピーカーとして使うこともできるとのこと。
ベッドは大きなキングサイズ。ベッドわきには懐かしい黒電話が。東京03の電話番号には無料で通話可能です。
大きなテレビは4K対応で、衛星放送はもちろん、WOWOWやYouTubeも見ることができます。
充実したミニキッチン
テレビ台はミニキッチンになっていて、ネスプレッソではなくあえてドリップ式のコーヒーセットが用意されています。
猿田彦のコーヒーだなんて、コーヒー好きのわたしにはうれしい限り。
また、抹茶を点てて飲むこともできます。コーヒーの入れ方やお茶の点て方は、タブレットで確認することができます。
コーヒーセットのところに天然水のガラス瓶が2本ありますが、冷蔵庫にも同じ天然水の瓶が2本、オレンジジュース2本、ビール瓶2本が入っており、無料でいただけます。
ビールは追加1本目から有料ですが、水とジュースは2本までの追加は無料でいただけるとのこと。
独立したトイレ
トイレ(ウォシュレット付き)はバスルームとは別に独立しており、手洗い台もあるので便利です。
広いバスルーム
バスルームはガラス張りなので部屋から丸見えなのですが、ブラインドを下げることもできると知って一安心。
バスタブだけではなく洗い場もあり、ハンドシャワーのほか、洗い場の天井にレインシャワーもあります。
洗面所が結構広く、鏡も大きいです。
分厚い本のようなボックスが置いてあり、開けてみると歯ブラシやカミソリなどのアメニティが入った小箱が詰まっていました。昔と今の竹芝を描いた絵が描いてあり、パズルのようにはめ込まれています。
中身は持ち帰ってもいいけれど、箱は持ち帰らないようにとお願いされました。(かわいいので欲しかったのですが残念。)
充実したバスアメニティ
バスローブは、パジャマや浴衣としても使用できる柔らかな生地です。帯のまき方もタブレットで確認できます。
シャンプー類は備え付けで、男性化粧品で有名なブランド「バルクオム」です。女性用に「コーセー雪肌精」の基礎化粧品セットも置いてありました。
大きなクローゼット
バスルームの反対側にある、柔らかい色合いの木調の引き戸を開けると、クローゼットとなっています。
中にはたくさんのハンガー、スリッパ、雪駄、アイロン・アイロン台、金庫。
結構広いので、大きな荷物も入れることができます。
忍者?の熊さん?
部屋に入ってすぐ正面に、黒い熊のような置物があります。
フラッシュをたいて写真を撮ると、あら不思議!だるまのような風貌の白い熊となって映るというお楽しみとなっています。
宿泊の際はぜひ試してみてください。
丁寧なホスピタリティ
テーブルには手書きのメッセージ。心遣いにうれしくなります。
それにウェルカムスイーツのチョコレートが6つ。透明なカバーがかかっていました。
余談ですが、クルーの黒いコスチュームが独特でおもしろいと思いました。男女の区別なく同じコスチュームのようです。(調べてみたら、ヨウジヤマモト社の「Y’s BANG ON!(ワイズバングオン)」とのコラボらしいです。)
作務衣のようにゆったりとしていますが、さほどカジュアルな雰囲気にはなっていません。すばらしいホスピタリティが上品さを感じさせるのかもしれませんね。
まとめ
「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、いままで宿泊したマリオット系のホテルの中でも独特な雰囲気のホテルでした。
単なる「都会のおしゃれなホテル」というありきたりな感じではありません。シンプルな客室に充実したアメニティや備品を整えており、ひとつひとつにこだわりと自信を持って宿泊客をおもてなししている様子がうかがえます。
モダンなインテリアの中にも和を感じられるものがちりばめられていて、日本人はもとより、インバウンド客も楽しめる趣向となっているように感じました。返す返すも東京五輪が延期になって残念…。
クラブラウンジについては、コチラの記事で紹介していますのでごらんください。
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