ハワイのヒルトン・グランド・バケーションズ・(HGV)のタイムシェア人気物件のリセール市場における最新の最安値価格を定期的に調査してきました。2019年1年間の動向を総括します。
ハワイ ヒルトン タイムシェア価格動向 2019
ハワイにあるヒルトン タイムシェアのリセール物件のうち一部の人気物件について、複数のリセール業者が公表している価格を継続的に定点観測し、その中の最安値を2019年6月から定期的に記事にしてきました。
- 客室 :ペントハウス以外
- シーズン:プラチナ
- 週 :フロート
最後に更新した価格表はコチラ↓をご覧ください。

2021年以降は価格についての記事をあげておりません。最新のタイムシェアリセール価格について詳しく知りたい方は弊社公式サイト↓ をご覧ください。

定点観測は現在より1年以上前から行っておりまして、ここで2019年の1年間の動向をまとめてみたいと思います。
まとめの視点

価格の変動やその動向は、物件それぞれで異なるため、ひとまとめにすることは、正直、難しいです。
それで、各建物(タワー)の客室タイプ別に、昨年2018年12月と現在2019年12月の最安値(12/25調査)を比較してみました。
ハワイ ヒルトン タイムシェア リセール価格 2019 総括

各建物(タワー)の客室タイプ別に、昨年2018年12月と現在2019年12月の最安値を比較すると、以下の3つの特徴が挙げられます。
- 全体的に下落傾向で、特に毎年権利の下落幅が大きい
- 同じタイプでも毎年と隔年の価格差が縮小
- 希少物件は価格が安定
具体例
3つの特徴について詳しく説明する前に、具体例として、3タイプの権利の価格を見てみましょう。
金額は、「2018年12月の最安値→2019年12月の最安値」です。
グランドワイキキアン
グランドワイキキアン 2BR/OV/毎年
$45,000 → $38,000 [▼$7,000(下落)]
グランドワイキキアン 2BR/OV/隔年
$25,000 → $23,000 [▼$2,000(やや下落)]
ラグーンタワー
ラグーンタワー 2BR/OV/毎年
$17,000 → $18,000 [△$1,000(上昇)]
ラグーンタワー 2BR/OV/隔年
$8,000 → $6,000 [▼$2,000(やや下落)]
ホクラニワイキキ
ホクラニワイキキ 1BR/plus/毎年
$9,000 → $8,000 [▼$1,000(やや下落)]
ホクラニワイキキ 1BR/plus/隔年
$4,000 → $3,500 [▼$500(やや下落)]
3つの特徴の詳細

先ほど述べた、3つの特徴について、詳しく解説します。
① 全体的に下落傾向、特に毎年権利の下落幅が大きい
ハワイのヒルトンタイムシェア(特にオアフ島物件)は、日本人を中心に販売口数を伸ばしています。
その反面、諸般の事情で手放す(売却)ケースも多くあります。
リセール業者等で売却登録された後すぐに買い手がつけば良いのですが、買い手が付く前に次の売却希望者が出てくることもあります。そして、同じタイプの売り物件が複数出てくると、他の案件より安くしても早く売りたいという売主が現れます。
このようにして、価格が徐々に切り下がっていくことになります。
特に、毎年権利については管理費の負担も重くなるので、価格を切り下げていくスピードが速い傾向があります。
② 同じタイプでも毎年と隔年の価格差が縮小
リセール物件の購入希望者は、ゆっくり時間をかけて情報収集しながら物件選びをしている方が多くいます。
さらに、ヒルトンからの直接購入ではない、という不安も多少あるため、まずは負担するコストを抑えられる「隔年権利」を検討する傾向があります。
以上のことから隔年権利の成約が増え、先ほどの①で述べた理由と相まって、隔年権利と毎年権利との価格差が縮小していくことになります。
③ 希少物件は価格が安定
ラグーンタワー2BR/OF/隔年や、ワイキキアン1BR/OV/隔年などの希少物件については、潜在的な購入検討者がいるようです。
それに加えて売り物件もあまり出ないため、必然的に価格が安定しています。

まとめ
リセール価格について1年間みてきましたが、昨年の同時期と比較して下落している物件が多いです。購入希望者(需要)に対して、売却希望者(供給)が大きく上回っていることが、一番の要因です。
ただ、購入を検討する際に重要なのは、タイムシェアを実際にどのように利用していくか、ということは言うまでもありません。
単純に物件価格がとても安価だから、といった安易な理由で購入すると、実際に自分たちが利用するときにポイントが少ない、予約がとりずらい、などの要因になる可能性があります。
タイムシェアは利用することに価値があります。自分で情報収集しても疑問点等が払しょくできないような場合は、リセール業者等の専門家に相談して参考意見などを求めるのもよいかもしれません。
2020年のリセール価格の動向についてはコチラの記事をご覧ください。

お問い合わせについては、弊社公式サイト よりご連絡ください。

↓クリックお願いします!