2023年 ヒルトン タイムシェア リセール価格の動向 〜 いつまで続く?円安・物価高

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2023年1月から12月の1年間における、ハワイと国内のヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV)のタイムシェアのリセール市場における動向について総括します。

目次

2023年 ヒルトン タイムシェア リセール価格の動向 〜 いつまで続く?円安・物価高

弊社では、ハワイにあるヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV) のリセール物件のうち一部の人気物件について、複数のリセール業者が公表している価格を、2018年8月より今日に至るまで継続的に定点観測しています。

グランドワイキキアン 2BR OV 価格推移

↑2018年12月~2023年12月における、グランドワイキキアン 2BR OVのリセール市場での最安値推移(弊社独自調査による)

また、国内にあるHGV(「ザ・ベイフォレスト小田原ヒルトンクラブ」、「ザ・ビーチリゾート瀬底ヒルトンクラブ」)のリセール物件を扱う唯一の業者として、それらの市場の動向も把握しております。

それらを踏まえて、ハワイと日本国内におけるHGV リセール物件について、2023年の価格動向や市場の状況をまとめました。

2023年の旅行動向

2023年は感染症対策が解除され、ようやく世界的にコロナ禍前のような海外渡航が可能となりました。

ラグーンとレインボータワー

それにしたがい、日本人観光客のハワイへの渡航も徐々に増えていくものと期待が高まったものの、相変わらずの円安・物価高が続いたため、コロナ禍前のように「気軽にハワイへ海外旅行」という気分にはなかなかなれない人も多い様子です。

一方で、訪日外国人観光客数はコロナ禍前を超える勢いとなっています。また、日本人についても「国や自治体による旅行支援(補助金)」の活用の後押しもあり、久しぶりの国内旅行を楽しむ傾向が強く感じられるようになりました。

コンラッド大阪 ロビー 風神雷神像
コンラッド大阪

ハワイのヒルトンタイムシェア リセール市場の動向

ハワイのタイムシェアについて、リセール業者へ購入の問い合わせをされるお客様は、ハワイ旅行中に現地で開催しているHGVの販売説明会に参加したものの、そこでは申込みをしなかったという人が多数を占めます。

つまり、リセール業者は、HGVが集客したお客様の「おこぼれ」にあやかっているといっても過言ではありません。

しかし前述の通り、ハワイへの渡航客が少ない現状では、HGVの販売説明会への参加者数も少なく、したがって、リセール案件への問い合わせも少なくなる、という流れの構図となっています。

ヒルトンハワイアンビレッジ

また、タイムシェアオーナーについても、感染症拡大の影響を受けています。海外(ハワイ)への渡航が億劫になってしまい、このまま利用することもないだろうと判断し、リセール業者へ会員権の売却登録を希望するオーナーの数も増えてきています。

その結果、売却登録数に対して購入注文数が追いつかず、価格を切り下げざるを得ない1年となりました。

現在のハワイでの物価高騰は現地での要因によるものなので、日本国内での賃金上昇と円安の解消が進まない限りは、この傾向はまだまだ続くものと推察します。

日本国内のヒルトンクラブ リセール市場の動向

国内HGVについては、「ザ・ベイフォレスト小田原ヒルトンクラブ」に続き、昨年から「ザ・ビーチリゾート瀬底ヒルトンクラブ」もリセール会員権の取り引きが行われ始めました。

ザ・ベイフォレスト小田原バイヒルトンクラブ ダイニング
ザ・ベイフォレスト小田原ヒルトンクラブ

それらについても、売却物件の登録数に対して、購入の注文が追いついていない状況が続いているため、価格は下落傾向にあります。

購入の注文が入りづらい理由のひとつとして、ハワイ物件のリセール価格の下落が影響しているものと推察しています。

ザ・ビーチリゾート瀬底byヒルトンクラブ 3BRリビングルームに大きなソファーと一人掛けソファー2つと丸テーブル
ザ・ビーチリゾート瀬底ヒルトンクラブ

ここで特筆すべき点をひとつ挙げます。それは、国内のヒルトンクラブについては現状、リセール購入であっても、クラブポイントからヒルトンオナーズ(ホテルポイント)への交換率が32倍(1:32)となっているということ。通常のHGVでは交換率はその半分の16倍(1:16)であり、ハワイ物件ではペントハウスの会員権を持たなければ32倍にはなりません。

現在、日本ではヒルトン系ホテルの新規開業が活発に行われており、2023年だけでも横浜、広島、宮古島をはじめ多数のホテルがオープンしています。

ビーチへの通路から見た外観
ヒルトン宮古島リゾート

こういった背景により、「ポイント数が多めの日本物件をリセール価格で購入することにより、小田原あるいは沖縄瀬底のホームを利用しつつ、年によってはクラブポイントをヒルトンオナーズへ交換して国内のヒルトン系ホテルもお得に利用することができる。そして、いずれ円安がある程度是正されれば、ハワイのヒルトンタイムシェアを利用したい」。

弊社で日本物件を購入する方々の中には、このような理由で申込みをされる方が増えています。

まとめ

2023年のハワイと日本国内のヒルトンタイムシェアのリセール市場についてまとめました。

プルメリア

今後、円安が是正されれば、ハワイへの渡航者数が増加し、現地での販売説明会への参加者が増えるにつれて、ハワイのリセール物件の成約件数も増加することでしょう。 それに伴い、国内のリセール物件の成約件数の増加につながっていくことでしょう。取り引きが活発になれば価格も下げ止まり、安定したリセール相場を形成していくものと思われます。

このようなシナリオへ一気に転換するとは思えませんが、徐々に良い兆しが見えてくる1年となるよう、2024年に期待したいところです。

2023年のヒルトンタイムシェアリセールのまとめ

  • ハワイ旅行回復は遅れ気味
  • ハワイ・国内とも売却物件増加に対し購入希望は減少し、リセール価格が下落

2024年の注目ポイント

  • 国内HGVのポイント交換でお得にホテル利用可能
  • 円安・物価高の是正とリセール市場の動向

HGV国内タイムシェアの「ザ・ベイフォレスト小田原ヒルトンクラブ」や「ザ・ビーチリゾート瀬底ヒルトンクラブ」のリセール売却物件が多数あります。弊社公式サイト↓をご覧ください。

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