沖縄本島でレンタカーを予約・利用する際の注意点やそのほかの便利な移動手段について紹介します。2022年の半年間に仕事やプライベートで沖縄本島に何度も行った経験をもとに書きました。
半年間で羽田-那覇を20往復した沖縄好きが経験した沖縄本島2022交通事情
2022年は約半年の間に沖縄を何度も訪れました。その際、新型コロナウイルス感染症の影響もあって、レンタカーの予約が取りづらい状況にあることを目の当たりにしました。
また、空港周辺では激しい交通渋滞が発生することもあるので、できるだけスムーズな移動方法もあらかじめ考えておく必要性も感じました。
そこで、レンタカーの注意点や予約が取れない場合の対処方法、そして、レンタカー以外の交通手段の利用について紹介していきます。
レンタカーの利用
沖縄旅行の際にはレンタカーを予約する方も多いと思います。しかし、レンタカーの予約が取れない。これはオンシーズンの沖縄での「あるある」です。特に夏休み期間は要注意。
パッケージ旅行では、予約時にレンタカー手配のオプションを付けるか否かの選択をするのであまり心配ありませんが、個人による手配旅行は要注意です。
手配旅行は航空券から宿の予約まで全工程を自分で行う必要があります。航空券や宿の予約については注意が向くので、早めに行動することにより希望の日程が確保しやすいでしょう。
それで安心して、レンタカーの方を少し甘く見ていて予約が遅れてしまって、すでに予約で一杯ということがよくあるのです。
かくいう私も自分で手配することが多いので、航空券の予約と同時にレンタカーの予約もするようにしています。
マイル会員向けにレンタカーが安価で利用できるキャンペーンもよく行われているので、キャンペーン期間中に早めにレンタカーの予約をするように心がけています。
もし予約が一杯という事態に遭遇したら、あきらめずに次のことを試してみるようおすすめします。
レンタカーの予約が取れない場合
①那覇市内のカーシェアステーションを検索してみる
那覇市内にはタイムズカーシェアなど「カーシェアリング」のステーションが多く点在しています。そのステーションで車の空きがないかを探してみましょう。
車の予約ができたら、当日は空港から該当のステーションまでは、ゆいレール、バス、タクシーなどを利用して向かいましょう。
↑「メルキュールホテル沖縄那覇」の裏手にタイムズカーシェアがあります。ホテル内にガリバーレンタカーも。
なお、カーシェアリングの利用にはあらかじめ会員登録が必要です。
②北部エリアへ旅行する場合は名護市がねらい目
沖縄本島の北部エリアを訪れる場合には、名護市内のレンタカー店あるいはカーシェアリングの空きを調べましょう。
名護市内の店舗等で無事に車が確保できたら、空港から名護へは高速バスを利用する方法のほかに、那覇の泊港から船(高速艇で75分)を利用する方法もおすすめです。名護の港についてからタクシーなどでレンタカー店等へ向かいましょう。
船での移動は、途中の交通渋滞を気にせず運転もしなくて済むのでドライバーは楽できますね。ただし、天候により欠航することもあるのでその点は注意が必要です。
泊ふ頭(那覇)から名護(漁港)までの高速艇については、第一マリンサービスのサイトを参照してみてください。
レンタカーの注意点
那覇空港周辺にはレンタカー会社が多数ありますが、ほとんどの店舗は空港から少し離れたところにあります。空港から店舗までは送迎バスで移動し、そこで車を借りる手続きをします。そして、基本的には借りた店舗に車を返却します。
↑那覇空港レンタカー送迎バス乗り場
特に安価なレンタル料の会社では空港からかなり離れている場所に店舗がある場合があります。わたしはかつてかなり離れた店舗で手続きをしたことがありましたが、空港からの送迎バスが渋滞でなかなか進まないことにイライラしました。もちろん、そのとき利用したレンタカーはとても安い料金でした。
空港からお店が離れている場合は、特にレンタカー返却の際に注意が必要です。ナビがあるとはいえ、慣れない土地での車の移動は時間を要することも多いです。帰りの便のチェックイン時間が迫る中、レンタカー店から空港へ向かう送迎バスが渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
特に返却時は時間に十分な余裕を持つようにしましょう。
ゆいレールの利用
ゆいレールとは、「那覇空港」と「てだこ浦西駅」を結ぶモノレールです。19カ所の駅があり、国際通りへ行くなら「県庁前駅」「美栄橋駅」「牧志駅」、首里城へ行くなら「首里駅」で下車して便利にアクセスできます。
ゆいレールはSuicaをはじめ各種交通系ICカードを使って乗車することができます。
また、購入後から24時間有効(おとな800円)の1日フリー乗車券と、48時間有効(おとな1,400円)の2日フリー乗車券があります。
空港から那覇中心部の「旭橋駅」「県庁前駅」まで片道270円の運賃を考えると、那覇市内での宿泊や移動にはこのフリー乗車券の方がお得な場合も多いです。
こどもが喜びそうな塗装の車体も走っています。
↑アンパンマンの塗装
↑ピカチュウの塗装
なお、フリー乗車券提示で「首里城」をはじめいくつかの名所での入場料割引特典も受けられます。
バスの利用
沖縄路線バスを利用するという方法もあります。乗り放題のお得な周遊パスやゆいレールにも乗車できるパスも販売されています。
また、瀬底島や沖縄美ら海水族館のある本部町では、県内のレンタカー不足を受けて、期間限定(2022年7月11日~9月30日)で無料周遊バスを運行しています。
沖縄島最大規模のバスターミナル「那覇バスターミナル」は、ゆいレールの旭橋駅前にあります。旭橋駅は那覇空港からゆいレールで約10分です。
タクシーの利用
複数人での移動ではタクシーはやはり便利です。ただし、クレジットカードや交通系ICカードでの決済が可能な車は、東京や大阪に比べるとまだまだ少ない印象。
これは実際にあった話ですが、ペイペイ利用可能のステッカーが貼ってあるタクシーだったので利用したところ、降車時にペイペイで支払うことを伝えたら、ドライバーさんがまさかの「やり方が分からない」と。それで結局現金で支払うことに…。
とまあ、こんなこともあるので、現金以外での支払方法でタクシーに乗る場合は、乗車前に決済可能か否かを確認した方が無難かもしれません。
ホテルでタクシーを呼ぶときには、「カードが使える車指定で」とお願いすると、ホテル側がその旨を伝えて手配してくれます。
シェアサイクルの利用
那覇市内中心部ではシェアサイクルのステーションも多数設置されています。
特に一人旅でのちょっとした移動にはシェアサイクルが大変便利です。電動アシスト付き自転車なので坂道でも楽々。借りた場所とは異なる場所のステーションに返すことができるのも使い勝手がいいですね。
全国展開している「HELLO CYCLING」と提携している「CYCY(サイサイ)」というシェアサイクルサービスがあります。利用するにはまずスマホでアプリをダウンロードし、決済方法の選択など事前登録が必要です。
私が何度か訪れたことのある「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」にもステーションがあります↓。
「ダブルツリーbyヒルトン那覇」の裏のパチンコ店駐車場にもありました↓。
また、調べてみたら瀬底島の「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」内にもステーションがありました。次回訪れるときには利用してみたいです。
個人間カーシェアリングAnycaの利用
Anyca(エニカ)とは、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が提供する個人間カーシェアサービスです。
新型コロナウイルス感染症の影響でレンタカーもカーシェアも不足している状況下、沖縄での需要が伸びてきた模様。個人が所有する車を乗っていないときに貸し出すということで、バリエーションに富んだ車種から選ぶことができると人気のようです。
このAnycaを利用するというのも選択肢の一つです。
まとめと感想
沖縄本島での交通事情について、自分の実体験をもとに書きました。
ファミリーや友達など複数人でいろいろなエリアを周りたいときには、やはりレンタカーは便利です。
楽しみにしていた旅行がレンタカーが取れずに台無し!!という事態にならないよう、早めの予約は必須です。
そして、万一予約が一杯の場合でもあきらめず冷静に代替策を試してみましょう。
今回の記事が、皆さんの沖縄本島旅行に少しでも役に立てばうれしいです。
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