Go To トラベルキャンペーンを利用して、首都圏以外から東京へ旅行や観光に来る方々に向けて、東京の交通機関のお得な乗車券や鉄道の乗り方のポイントについて紹介します。
電車を乗りこなしてお得に都内めぐり!
東京都が2020年10月1日から「Go To トラベルキャンペーン」の対象となりました。
Go To キャンペーンを利用して、首都圏(1都7県)以外から東京への旅行や観光を計画している方も多いと思います。この記事では主にそのような方々に向けて、東京の交通機関のお得な乗車券や、鉄道を利用して観光する場合のポイントについて紹介します。
お得な乗車券

都内の鉄道は、JR東日本、私鉄、それに地下鉄が網の目のように走っており、どこへ行くにも電車が便利です。
そこで、お得な乗車券を7種類紹介します。
- 東京メトロ24時間券
- 都営一日乗車券「都営まるごときっぷ」
- 東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券
- Tokyo Subway Ticket
- 都区内パス
- 東京フリーきっぷ
- 都営地下鉄ワンデーパス(期間限定販売)
①~⑥は常時販売されています。⑦は期間限定販売のチケットです。それぞれ簡単に紹介します。
①東京メトロ24時間券

東京メトロ24時間券は、使用開始から(ICは購入時から)24時間以内なら、東京メトロ線全線が乗り降り自由となる乗車券です。(※購入当日の終電までに利用がない場合は無効)
料金は大人600円、小児300円。
②都営まるごときっぷ

都営まるごときっぷは、利用日1日に限り、都営地下鉄、都バス(多摩地域を含む)、東京さくらトラム(都電荒川線)、日暮里・舎人ライナーを乗り降り自由になる乗車券です。
料金は大人700円、小児350円。
③東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券
東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券は、利用日1日に限り、東京メトロ線全線および都営地下鉄線全線が乗り降り自由になる乗車券です。
料金は大人900円、小児450円。
④Tokyo Subway Ticket
Tokyo Subway Ticketは、海外及び1都7県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨)以外から東京観光に来る人を対象とした乗車券です。
使用開始から(ICは購入時から)24時間~72時間、東京メトロ線全線および都営地下鉄線全線が乗り降り自由に利用できます。
料金は以下の3種類。
- 24時間券(Tokyo Subway 24-hour Ticket) 大人800円 小児400円
- 48時間券(Tokyo Subway 48-hour Ticket) 大人1,200円 小児600円
- 72時間券(Tokyo Subway 72-hour Ticket) 大人1,500円 小児750円
⑤都区内パス
都区内パスは、利用日1日に限り、東京23区内のJR各駅において、普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由になる乗車券です。
料金は、大人760円、小児380円。
⑥東京フリーきっぷ
東京フリーきっぷは、利用日1日に限り、東京メトロおよび都営地下鉄全線、都電荒川線、都バス(夜行バスおよび座席指定バスは除く)、日暮里・舎人ライナー、JR線(東京23区内)が乗り降り自由になる乗車券です。
料金は、大人1,600円、小児800円。
⑦都営地下鉄ワンデーパス
都営地下鉄ワンデーパスは、購入日1日に限り、都営地下鉄を何回でも乗車できる期間限定販売の乗車券です。※都バス、東京さくらトラム(都電荒川線)、日暮里・舎人ライナーは利用できません。
この記事を書いている2020年10月現在は、「秋」のワンデーパスが販売されています。
この時の「秋」のワンデーパスの発売期間は、令和2年9月12日(土)~令和2年11月29日(日)までの土曜日、日曜日、祝日。
料金は、大人500円 、 小児250円。
おススメの乗車券は?
7つの乗車券を紹介しましたが、旅行先や移動経路によって、一番お得なものを選ぶとよいと思います。
利用範囲が広い東京フリーきっぷ
①~⑦の中で一番利用範囲が広いのは、⑥の「東京フリーきっぷ」です。
ただし、便利な分、料金は大人1人1,600円と少々高めですね。
おススメナンバー1はTokyo Subway Ticket

個人的におススメなのが、④の「Tokyo Subway Ticket」。
宿泊先の場所にもよりますが、都心での移動であれば東京メトロと都営地下鉄が両方使えるので、どこへ行くにも十分対応できますね。
似たような「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」は900円。しかも1日券なので基本的に始発~終電の利用となります。
ところが、この「Tokyo Subway Ticket」は、改札入場時から24時間有効で800円とお得。時間の拘束があるメトロ都営1日券より優れていると思います。
特に東京まで来る交通機関(飛行機、高速バス、新幹線等)との組み合わせで購入すれば、さらにお得な料金になります。
1泊2日の旅行であれば48時間券、2泊3日であれば72時間券が目安となります。
ただし、海外及び1都7県以外から東京観光に来る人が対象で、東京向けの旅行商品(交通機関、宿泊、旅行パック商品)と同時に購入する必要があります。
※羽田空港に到着する国内線のANA便を利用する場合は羽田空港にて購入可能。
詳細は公式サイトをご確認ください。
鉄道を利用して東京観光をする場合のポイント
ついでに、都内を鉄道で移動する際に知っておくと便利なポイントについて説明します。
異なる駅名でも同じ場所

駅名が異なるのに、実際は同じ駅だったり、隣接していたり、地下通路でつながっていたりする場合があります。例えば、
- JR有楽町駅と東京メトロ銀座駅
- JR有楽町駅と東京メトロ・都営地下鉄日比谷駅
- JR原宿駅と東京メトロ明治神宮前駅
- 東京メトロ新御茶ノ水駅、淡路町駅と都営地下鉄小川町駅
- JR東京モノレール浜松町駅と都営地下鉄大門駅
- 東京メトロ永田町駅と赤坂見附駅
- JR新宿駅と都営地下鉄新宿西口駅
例えば、原宿に行きたい場合に「JR山手線で原宿駅へ」と思ってしまいますが、宿泊先から東京メトロ明治神宮前駅へのアクセスも調べてみてください。東京メトロ乗り放題の乗車券を持っていれば、それが利用できてお得になるかもしれません。
同じ駅名でも注意

駅名が同じなのに、乗換えのために少し歩く必要があったり、またはかなり離れている場合があります。例えば、
- 東京メトロ丸の内線銀座駅と銀座線銀座駅
- 東武線、東京メトロ、都営地下鉄浅草駅と、つくばエクスプレス線浅草駅
- JR両国駅と都営地下鉄両国駅
買い物をするのに○○銀座店を目指す場合は、事前にその店の住所や最寄り駅を調べておきましょう。銀座にあるからといって「銀座駅」で降りれば大丈夫と思っていても、駅から離れていることが考えられます。
例えば、宿泊先がある赤坂見附駅から銀座の松屋デパートを目指す場合、丸の内線の銀座駅からだと少々歩かなければならないので、銀座線に乗って銀座駅で降りる方が近いです。
また、住所が銀座という理由だけで「銀座店」を名乗っているケースも多くあります。住所が銀座8丁目なら最寄り駅は新橋駅になります。
距離があるが乗換えできるケース
乗換えをする際に一旦駅の外に出ますが、少し歩けば乗換えが可能となる場合もあります。例えば、
- JR秋葉原駅と都営地下鉄岩本町駅
- JR新橋駅と都営地下鉄汐留駅
- 東京メトロ銀座駅と銀座一丁目駅
- 東京メトロ築地駅と新富町駅
まとめ
都内を観光するのにお得な乗車券と、鉄道を利用する際に知っておくと便利なポイントを紹介しました。
観光はもちろん、都内の電車に乗って移動すること自体も楽しんでみてください。
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