2025年9月下旬、会員制リゾートホテル「グランドエクシブ鳥羽」に宿泊しました。滞在した別邸のCBグレード「残月床ルーム」の様子をレポートします。
グランドエクシブ鳥羽 宿泊記①~ 別邸 CBグレード 残月床ルーム
グランドエクシブ鳥羽の宿泊記を3回に渡ってお届けします。
1回目のこの記事では、エクシブ鳥羽別邸の施設概要と、滞在した別邸の客室CBグレード「残月床ルーム」の様子について詳しく紹介します。
グランドエクシブ鳥羽とは
エクシブ鳥羽はエクシブ施設第1号として1987年にオープンしました。
その後、「エクシブ鳥羽別邸」の開業に合わせ、エクシブ鳥羽(本館)とエクシブ鳥羽アネックス(1991年04月開業)も含めた3施設が一体となり、「グランドエクシブ鳥羽 ホテル&スパ・リゾート」として2016年3月27日にリニューアルオープンしました。
エクシブ鳥羽別邸は「JAPANESE TRADITIONAL」をコンセプトとし、本格的に「和」の要素を取り入れた施設となっています。
エクシブ鳥羽別邸
グランドエクシブ鳥羽には、本館、アネックス、別邸の3つの棟があります。今回滞在したのは別邸です。
施設名称:エクシブ鳥羽別邸
住所:三重県鳥羽市安楽島町字ニエ212-8
TEL:0599-21-2666
チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00
開業日:2016年03月27日
建物:地上4階・地下1階
客室数:121室(スーパースイートグレード30室、スイートグレード32室、スタンダードグレード59室)、内愛犬同伴可能ルーム4室
駐車場:120台
アクセス
電車を利用する場合
JR・近鉄鳥羽駅からホテルの送迎バスまたはタクシーにてホテルへ(約10~15分)
車を利用する場合
- 東京方面より:豊田JCTより約2時間
- 名古屋方面より:名古屋南JCTより約1時間45分
- 大阪・京都方面より:草津JCTより約2時間、松原JCTより約2時間20分
送迎バス
鳥羽駅とグランドエクシブ鳥羽の間を無料送迎バスが運行しています。所要時間は約15分~20分。
鳥羽駅では、近鉄駅側の1番(または3番)出口の外にある送迎バス乗り場に発着します。予約は不要です。

私は新幹線と近鉄で移動し、鳥羽駅から送迎バスを利用しました。東京方面からの場合なら、近鉄名古屋駅から近鉄鳥羽駅まで特急で90~100分です。大阪方面からも近鉄特急の運行があります。
送迎バスは、アネックス→本館→別邸の順に停車します。(施設から鳥羽駅に向かう際は、その逆の順になります。)
WEB予約
「RTTGポイントクラブ」というリゾートトラストグループ共通ポイントサービスがあり、アプリをダウンロードしておけばスマホから簡単にWEB予約などができます。
このアプリを使用し、9月1日に9月28日(日)の予約を入れました。「鳥羽別邸」はとても人気があるらしく、日曜泊であるにもかかわらず、自分の持つエクシブの会員権(Cグレード)で予約できる部屋は1タイプのみしか残っていませんでした。
スマートチェックイン
チェックインは宿泊場所にて(今回は別邸に宿泊するので、チェックインも別邸で)行いますが、「RTTGポイントクラブ」アプリによるスマートチェックイン/チェックアウトの利用が推奨されています。

私は宿泊当日に、現地に向かう電車の中でスマートチェックインをしておきました。
ちなみに、スマートチェックアウトは、アプリにクレジットカードを登録して精算内容を確認するだけで済みます。帰るときには、1階ロビーに置いてあるボックスにルームキーを返せばそのまま退出できます。
チェックインは15:00から、チェックアウトは11:00までですが、オーナー本人が一緒に滞在する場合は12:00までのチェックアウトが可能です。
ロビーとレセプション
鳥羽駅からの送迎バスは、まずアネックス、次に本館に立ち寄り、涼し気な竹林の中をさらに進んで行くと別邸に到着します。


別邸の車寄せで下車して立派な門をくぐると、目の前に石畳の通路が伸びています。



すばらしい日本庭園を眺めながらゆっくりと石畳を歩いて行くと、左手に格子戸の自動ドアが見えてきました。

ここから建物に入り、ロビーへ続く短い廊下を進みます。この廊下から見える緑の景色もとても美しかったです。

ロビーに入るとすぐ左側に一般のレセプションがありますが、私が到着した15:30頃はチェックインする宿泊客で混みあっていました。

ロビーにいたスタッフにスマートチェックインを済ませていることを告げると、名前を聞かれたのち、オーナー用レセプションの方に案内されました。

そして、レセプションでのやりとりは、鍵や案内の入った封筒を渡されただけで簡単に終了。レセプションで待たされることなくチェックインを簡単に済ますことができました。

ロビーにはロビーラウンジがあり、そこから見る景色がすばらしかったです(ロビーラウンジの脇から庭に出ることができます)。

ロビーラウンジについては、次の記事で詳しくレポートします。
CB(スタンダード)グレード残月床ルーム
エクシブには、スーパースイートグレード(Sグレード)、スイートグレード(Eグレード) 、デラックスグレード(Cグレード)、スタンダードグレード(Aグレード)の4種類の客室タイプがあり、所有する会員権のグレードによって宿泊できる客室タイプが決まっています。
ここ鳥羽別邸は、スーパースイートグレード(Sグレード)、スイートグレード(SEグレード)、スタンダードグレード(CBグレード)の3種類の客室タイプとなっています。そして、CBグレードに対応するエクシブのグレードはC(=ラージ)なので、別邸の客室に関しては、最低でもエクシブのC(=ラージ)グレード以上の会員権を所有していないと宿泊することができません。
今回宿泊したのは、別邸2階の「CBグレード 残月床ルーム」という客室です。面積が66.37m²~69.68m²、定員4名、室料は18,000円(税込19,800円)(※2025年10月1日より室料が改定され、税込23,100円になりました)。
和風のベッドルーム、残月床と呼ばれる床の間のある座敷と、リビングルームがあるお部屋になります。
これ↓は公式サイトから引用した間取り図です。

宿泊した客室は、これを左右反転した間取りでした。
玄関
入口ドアを開けると玄関があります。和式の客室なので、ここで靴を脱いでスリッパに履き替えます。別邸内の移動に使用できる雪駄も用意されていました。

玄関を上がると、畳敷きの廊下が奥まで伸びています。一番奥に見えるのはバスルームです。

ベッドルーム
玄関を上がってすぐ左側にベッドルームがあります。畳の床にベッド2台がぴったりくっついて置かれていました。

ベッドの向かいには、チェストとその上にTVが置いてあり、その隣にドレッサーもあります。

間接照明の柔らかな光により、落ち着いた雰囲気の寝室となっています。
座敷
ベッドルームの隣は、座敷と、窓側にリビングルームという配置のお部屋になっています。

この座敷が「残月床」と呼ばれ、リビングより一段高くなっています。

定員が4名なので、この座敷にも布団を敷いて寝ることができます。
座敷の隅には乱れ箱が置いてあり、浴衣、丹前、足袋靴下が入っていました。

別邸内では、浴衣や丹前を着たまま館内を移動することができます。
リビングルーム
窓側にあるリビングルームには、大きなソファーやローテーブルが置いてありますが、こちらも床は畳。

テレビは壁にはめ込まれているので違和感なくすっきりしています。
ローテーブルの上には、グラスとミネラルウォーター2本、各種案内が置かれていました。



ソファーの後ろ側にミニバーの棚があります。

棚の上には急須と湯呑が用意されており、ほうじ茶と緑茶のティーバッグ、有料のドリップコーヒー、ウェルカムスイーツ(塩キャラメルチョコクランチ)も置かれていました。


引き出しの中にもグラスや湯呑が入っていました。


そのほか、電気ポット、アイスペール、ワインオープナーも。

ミニ冷蔵庫の中には、ウェルカムドリンクとしてパインジュースが入っていました(おいしかったです)。

そのほか、有料のビールやチューハイなどのアルコール類やソフトドリンクも冷えていました。これら有料のドリンクを飲んだ場合は、先述した「RTTGアプリ」で申請して清算することができます。

眺望
リビングルームの障子を開けると縁側があり、窓の外には広いバルコニーも付いています。

部屋と浴室から英虞湾の美しい景色が楽しめました。


クローゼット
玄関のそばにクローゼットがあります。こちらにも丹前がかかっていました。

セイフティーボックスのほか、バゲージラックと蚊取器も置いてありました。
押し入れ
クローゼットの隣には押し入れがあり、布団が入っていました。

2組分ありますが、枕だけは3つ置いてありますね。
トイレ
押し入れの隣は、ゆとりのある広さのトイレです。もちろんウォシュレット付き。

手洗いカウンターも付いていました。

バスルーム
トイレの隣には洗面所があり、その奥が窓に面した浴室になっています。

洗面台は大きなスクエア型のシンクが1つ。椅子も置いてありますね。

バスアメニティは、ハミガキセット、ヘアブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、コットン、綿棒。

シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュは、1人分ずつのパックとなっています。

最近は、プラごみ削減のため大型ボトルで提供している宿泊施設がほとんどのなか、このように個別パックになっているのは珍しいですね。衛生上はこういう方が安心だと思います。
洗面台の右下の棚には、ドライヤーとナイトウェアが置いてありました。浴衣もナイトウェアも両方用意されているので、好きな方を選ぶことができます。

洗面台の左下にある引き出しの中には、タオルが入っていました。

一枚一枚に「鳥羽別邸」と刺繍が入っています。

ちなみに、大浴場にはタオルの用意があるので、部屋のタオルを持参する必要はありません。
浴室は、シャワーの付いた洗い場と、窓側に浴槽があります。

洗い場にはカウンターが付いていて、洗面器やイスも用意されており、まさに日本の家のお風呂そのもの。

浴槽はあまり大きくありませんが、深さがあります。窓のブラインドを上げれば、海の景色を見ながら入浴できますよ。(大浴場を利用したので、このお風呂は使いませんでしたが…。)

ちなみに、スーパースイートグレードとスイートグレードの客室内のお風呂は温泉なのですが、今回宿泊したスタンダードグレードのお風呂は沸かし湯だそうです。
まとめと感想
グランドエクシブ鳥羽の宿泊記 第1回目として、施設概要と別邸の「CB(スタンダード)グレード 残月床ルーム」の様子について紹介しました。

エクシブには今までも何度か滞在していますが、スマートチェックイン/チェックアウトを利用したのは初めてでした。このRTTGアプリはとても便利で利用しやすいシステムです。
別邸は、建物や庭園が和風の造りなので、とても居心地のよい雰囲気でした。滞在した客室はゆったりとした間取りであるうえ、客室アメニティやサービスにはきめ細やかさが感じられて、快適な滞在となりました。エクシブの中でもグレードの高い施設であるという評判はまさにその通りでした。
次の記事↓では、大浴場やラウンジなど館内施設についてお届けします(大浴場がとてもよかったです!!)。


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