THE HOTEL HIGASHIYAMA 宿泊記 ~ 京都を感じる素敵なホテル

照明の光が部屋中に泳ぐように広がる

2023年3月中旬に宿泊した「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」の宿泊記です。JR東海ツアーズの「ずらし旅」を利用しました。京都らしさをしっとりと感じられるホテルの客室の様子や施設・サービスについて紹介します。

目次

THE HOTEL HIGASHIYAMA 宿泊記 ~ 京都を感じる素敵なホテル

東急系ホテル「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」に宿泊したときの様子を紹介します。

全国旅行支援の対象となっているJR東海ツアーズの「ずらし旅」を利用しました。

京都東山の伝統と文化を感じられるホテルの様子をご覧ください。

THE HOTEL HIGASHIYAMAとは

THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」は京都市営地下鉄「東山駅」より徒歩4分、観光地へのアクセスも良好なロケーションにあります。

元京都市立白川小学校(元粟田小学校)の跡地に建ち、中庭を囲むようなレイアウトになっています。

施設概要

施設名称:THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel

住所:京都府京都市東山区三条通白川橋東入3丁目夷町175-2

TEL:075-341-2655

FAX:075-533-6122

チェックイン 14:00/チェックアウト 11:00

総客室数:全168室

開業:2022年07月

公式サイトはコチラ

客室168室のうち一部の客室については、会員制リゾート「東急ハーヴェストクラブ」がハーヴェストスタイルとして提供しています。この「In」タイプの1号店として「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」は2022年7月に開業しました。

ハーヴェストクラブの客室は専用客室として区別をしていませんが、ホテルのスーペリアタイプであってもツインベッド(ベッド2台)の客室となるそうです。(ホテルスタッフの話による)

アクセス

  • 電車を利用する場合
     京都市営地下鉄東西線「東山」駅から徒歩約4分
  • 無料送迎バス
     京都駅(JR八条口)とホテル間を運行する無料送迎バスがあります

予約

今回も、東海道新幹線を使う際によく利用するJR東海ツアーズの「ずらし旅」で1泊の予約をしました。

東京-京都 往復のぞみ号(往復とも普通車指定席)、観光(ずらし旅 選べる体験クーポン)、宿泊が含まれます。宿泊は「スーペリアキング、バス・トイレ付」の客室を選んで、代金の合計は42,300円。

これが全国旅行支援で5,000円が割引されて37,300円となり、さらに地域クーポン2,000円が付きました。

ホテル外観

三条通りに面して建つ、5階建てのシックでスタイリッシュな外観のホテルです。

低層5階建ての建物

建物入口から中に進むとぐーっと右に湾曲した車寄せが続き、その先にエントランスがあります。

ロビー

エントランスから中に入るとすぐ右側の吹き抜けの天井から垂れ下がっている美しい織物アートが目に飛び込んできます。鮮やかな色彩と美しさに圧倒されます。

吹き抜けの天井から垂れ下がる美しい織物アート

かつてこの地にあった粟田小学校に由来する紋様・校章や当時の校舎図をモチーフに取り入れた絵柄になっているそう。

広いエントランスロビー

他にも、この地で江戸時代中期から続くという「粟田焼」や竹細工のオブジェも展示されています。

ロビーに置かれた粟田焼の大きな壺
粟田焼
ケースに入って展示されている粟田焼の茶器
粟田焼の茶器が展示されている

ロビーフロアの一番奥にフロントデスクがあります。

フロントデスクとその奥に織物アート

デスク横の壁にも、大きな美しい織物アートがはめ込まれています

フロントの壁に組み込まれた鮮やかな織物アート

Tea & Bar

フロントデスクの手前に、1860年創業の京都の老舗「祇園辻利」がプロデュースするTea & Bar「Sarei produced by Gion Tsujiri」があります。

Tea & Bar Sarei 入口カウンターにお土産品が並ぶ

ここではお茶やお酒が楽しめます。テイクアウトも可能です。

お酒とやかんが置かれた店内

ショップ

「Craft Editions produced by Kyoto Museum of Crafts and Design」というショップがフロントデスクの手前にあります。

Craft Editionsというショップ

京都伝統産業ミュージアムが提案する京都らしい品々がそろっています。

Craft Editionsというショップに並ぶ木製の箸など食器類
Craft Editionsというショップに並ぶ陶器や扇子など

エレベーターホール

エレベーターに乗って、宿泊するお部屋のある3階へ。

エレベーターを降りて正面の壁には源氏物語絵巻が飾られていました。第38帖「鈴虫」です。

床に赤いカーペット、壁に源氏物語絵巻

二千円札の裏にも描かれた巻ですね。文字がたいそう美しくて、思わず見入ってしまいます。

源氏物語絵巻 鈴虫

廊下

廊下のカーペットにも注目です。

水流のデザインのカーペット

伝統的な紋様の装飾紙「京唐紙」や、近くを流れる白川の水の流れをイメージしたというデザインが美しい。

水流のデザインのカーペット

スーペリアキングの客室

THE HOTEL HIGASHIYAMAの客室は、「スーペリア」「プレミアム」「エグゼクティブ」「スイート」の4つのタイプに分かれています。今回宿泊したのはスタンダードな「スーペリアキング」というお部屋で、広さは26㎡です。

ルームカードキーは木製です。

木の板でできたルームカードキー

ドアの内側に張り付いていたドアプレートも木製。

ドアプレート「止」と「掃」

ハウスキーピングの要・不要を漢字一文字で表しているのが面白い。

洗面台とミニバー

ドアを開けてまず目に入るのが、奥に続く短い廊下の右側にある洗面台です。

洗面台全体

木製の棚に濃いブラウンの洗面カウンターという、おしゃれで落ち着いた雰囲気。

ライト付きの鏡の左右は、収納棚となっています。ここにアメニティが収納されていました。

歯ブラシ、コットンセットなど紙の袋に入っているアメニティ

アメニティの内容は、歯磨きセット、カミソリ、ヘアブラシ、コットンセット、アフターシェイブローション。プラスティック削減のためにエコ素材を多く使用しているようです。

隣の棚にはタオル、ドライヤーも置いてありました。

洗面台とベッドルームの間の隙間にオープンクローゼット

洗面台とベッドルームの間はオープンクローゼットのようになっていました。限られた空間がきれいにかつコンパクトにまとまっています。

洗面台の右下には、白いふわふわの使い捨てスリッパとセイフティボックス。

洗面台下の棚の上に白い使い捨てスリッパ2足
棚の下の引き出しにセイフティーボックス

玄関そばに木のサンダルも置いてあり、これらは館内移動用のものだそう。

木のサンダル2足

洗面台の左下の引き出しには、ティファールの電気ポット、ボトルのお水2本、アイスペール、木のスプーン、グラスが入っていました。

電気ポット、アルミボトルの水2本、アイスペール、木製スプーン、ワイングラス2個

そしてその下にはミニ冷蔵庫。

洗面台下に黒いミニ冷蔵庫

ベッドルーム

奥に広がるお部屋の中心にはキングサイズのベッドが1台。まずますのゆとりがある広さです。

入口から見たベッドルーム全体

洗面台やバスルームのある廊下とベッドルームの間には引き戸があるので、それを閉めて空間を分けることができます。

引き戸が開いている状態
引き戸が開いている状態
引き戸を閉めたところ
引き戸を閉めたところ

ベッドのそばに照明があり、その光がゆらゆらと広がって壁や天井に映る様子がなんともきれいです。

ベッドルーム
照明の光が部屋中に泳ぐように広がる

ベッドの両脇には小さな棚もあり、窓側の方には本や雑誌がおかれています。壁に照明のロータリースイッチ、USBポート、LANポート、コンセント、そして読書灯もあります。

スイッチやコンセント類

その反対側の棚には、BOSEのスピーカー。こちらの壁にもスイッチ類と電話が付いています。

黒い円柱のスピーカー、壁に電話、スイッチやコンセント類

ベッドの足側の壁には大型テレビ。壁から少し浮いた板にはめ込まれていて、裏から間接照明が照らしているのがおしゃれですね。

窓側から見たベッドルーム全体
壁に大型テレビとハンガー

テレビの横にもハンガーがあります。

壁に大型テレビとハンガー

その下の棚にルームウェアが用意されていました。

グレーと縞模様のブラウンのリネンで作られたルームウェア

柔らかなリネンのセパレートタイプ。

ズボンとシャツがあるセパレートタイプのルームウェア

空気清浄機も完備されています。

黒の空気清浄機

お茶のおもてなし

窓際には丸テーブルとイスが置かれています。テーブルの上の四角い箱は「茶箱」です。

窓際の木製の丸テーブルとイス、テーブル上に正方形の茶箱
茶箱を開けると2段の箱になっている

2段になっており、上の箱にはドリップコーヒーパック、お菓子(抹茶クリームゴーフル)、マグカップが入っています。

上の箱に、ドリップコーヒーパックとお菓子とマグカップ

下の箱には、湯呑、急須、ティーバッグ、砂時計。

下の箱に急須と湯呑と砂時計と淹れ方案内

急須は取っ手が付いていない宝瓶(ほうびん)と呼ばれるもので、とても美しいデザインです。

お茶の淹れ方が書かれた紙は、裏側は英語表記となっていました。

ティーバッグの入れ方が書かれた紙

ティーバッグなので簡単においしいお茶がいただけます。

眺望

部屋の窓からは三条通りが見えました。風情のある街並みが続いています。

目の前に行列のできたチョコレート屋さん

ちょうど目の前に見える行列ができているお店は、「Chocolaterie HISASHI」というチョコレート屋さんです。ここで家族へのお土産を購入しましたが、とてもおいしいと喜ばれました!

トイレとバスルーム

部屋に入って左側、つまり洗面台の向かいにドアが2つあります。入口側の木製のドアを開けるとトイレがあります。

ウォシュレット付きタンクレストイレ

タンクレスで自動洗浄、もちろんウォシュレット付きです。トイレが独立しているのはいいですね。

もう一つ白いドアはバスルーム。スーペリアタイプには、バスタブ付きバスルームがあるお部屋とシャワールームのみのお部屋の2種類があるそうですが、この部屋はバスタブ付きです。

優しいブラウンのタイルのバスルーム

洗面台やトイレが一緒になっていないので広くていいですね。

スクエア型の大きなバスタブ。

スクエア型の大きなバスタブ

洗い場のシャワーは、オーバーヘッドシャワーとハンドシャワーの両方が付いていました。

オーバーヘッドシャワーとハンドシャワー

優しい色合いのブラウンで落ち着いた雰囲気ですが、グリーン(抹茶色?)のシャンプー類ボトルがアクセントとなっています。このアメニティ類は爽やかな香りが特徴的でした。

緑の大型ボトルのボディーソープ、シャンプー、コンディショナー

やはりバスタブにつかってゆっくりできると疲れが取れますね。

朝食

予約の際に、朝食付きプランで申し込みました。朝食会場は地下1階の「ナナノイチ」という京フレンチレストランです。

レストラン「ナナノイチ」

ブッフェ形式ではなくセットで提供しており、和朝食または洋食のどちらかを選びます。私は和朝食をチョイス。

盛りだくさんの和朝食セット

「だし巻き卵・焼き魚セット」で、8種類のおばんざい、西京焼きの魚、八坂「八代目儀兵衛」の炊きたてご飯、宮川町「山利商店」の赤だしの味噌汁、「西利」の京漬物、果物という内容でした。

おばんざいはどれも美味しく、ご飯と味噌汁をおかわりしました。

地元食材を使用した、とても満足のいく朝食でした。

食後のコーヒー

館内施設・サービス

ロビーフロアにあるショップとTea & Barについては先述しましたが、それ以外の施設やサービスについて簡単に紹介します。

ユーティリティールーム

1階にある「ユーティリティルーム」には、トレーニングジムがあるほか、洗濯乾燥機、製氷機、アイロン、自動販売機、書籍が置いてあります。

自販機やアイロンなどが置かれているユーティリティルーム

すべて無料で、トレーニングジムは6:00~20:00、そのほかは24時間利用可能。

ランニングマシーンなどがあるトレーニングジム

なんとドラム式洗濯乾燥機も無料でしたよ!

アイロンとアイロン台、洗濯乾燥機2台
製氷機

自動販売機にはアルコール類はありませんでした。

プライベートスパ

お茶をモチーフとした「プライベートスパ」が3つあり、それぞれ趣が異なる空間になっているそうです。

有料で、要予約とのこと。

中庭

ホテルの建物は中庭を囲むレイアウトになっています。中庭には大きな水盤が置かれ、足湯が楽しめるようになっています。

足湯とその周りに植栽

四季折々のさまざまな植物が植えられているとのことでしたが、宿泊時は残念ながらまだ桜が咲いていませんでした。

夜は、中庭に面した建物の中に収められている「粟田大燈呂(あわただいとうろ)」がライトアップされてとてもきれいでした。

ライトアップされた粟田大燈呂(あわただいとうろ)

粟田大燈呂とは、粟田神社(京都市東山区)の最大の祭礼行事「粟田祭」の「夜渡り神事」で巡行する巨大な灯籠の山車のことだそう。今日の青森県のねぶたのルーツともいわれるらしいです。

無料Wi-Fi

館内・客室内は無料でWi-Fiが利用できます。パスワードはチェックインの際にいただく案内用紙に記載されています。

シャトルバス

アクセスの箇所にも記載しましたが、京都駅とホテル間を無料シャトルバスが運行しています。

車寄せに停まる青いシャトルバス

予約は不要で先着順とのこと。1時間に1本運行、所要時間は約30分。

周辺観光スポット

ホテルの徒歩圏内には、有名な観光スポットが数多くあります。

チェックインの際に分かりやすい地図もいただきました。そのうち、3か所について紹介します。

平安神宮

ホテルから平安神宮の大鳥居までは徒歩約6分。大鳥居前の琵琶湖疎水の両側では桜が咲き始めていました。

朱塗りが鮮やかな応天門
応天門

豪華絢爛で荘厳な大極殿。鮮やかな朱塗りの建物が白い砂利と青い空によく映えます。

大極殿

明智光秀の塚

八坂神社へ向かって白川沿いの道をぶらぶら歩いて行くと、少し横に入った場所(京都市東山区梅宮町)に「明智光秀の塚」がひっそりと建ってるのを見つけました。塚はここだけではなく、京都に何カ所かあるようです。

ひっそりと建つ明智光秀の塚

八坂神社

八坂神社はホテルから徒歩約9分。大勢の観光客でにぎわっていました。

八坂神社

隣接している円山公園では、桜が咲き誇っており、特に枝垂桜が盛りで美しかったです。

今が盛りと咲き誇る大きな枝垂桜

まとめと感想

「THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel」のスーペリアキングのお部屋の様子と、館内施設やサービスについて紹介しました。

THE HOTEL HIGASHIYAMAには初めての宿泊でしたが、京都ならではの雰囲気とおもてなしを楽しむことができました。

スーペリアルームはコンパクトながらゆったりとした良いお部屋で、トイレ・洗面台・バスタブ付きお風呂が別々だったので使いやすかったです。

部屋に置かれた茶箱はまるで宝箱のようで、ゆっくりとお茶を淹れて飲むという普段とは違ったひと時が楽しめました。

また、和朝食はとてもおいしかったので、宿泊するなら朝食付きがおすすめです。

有名スポットも徒歩圏にあるので、観光メインで京都に宿泊するならイチオシのホテルです。

  

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照明の光が部屋中に泳ぐように広がる

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