2023年2月のプーケット&バンコク旅行で宿泊したマリオット・プーケット・ビーチクラブを2回に分けて紹介します。前編のこの記事では施設概要と2ベッドルームの様子についてレポートします。
タイ(プーケット&バンコク)旅行記2023⑤ ~ マリオット・プーケット・ビーチクラブ宿泊記(前編)
2023年2月、約6年ぶりに訪問したプーケット。2日目から4泊滞在したマリオット・プーケット・ビーチクラについて2回に分けてお届けします。
前編のこの記事では、施設概要と2ベッドルームの様子について詳しく紹介していきます。
初日に1泊したマリオット・マイカオ・ビーチ – プーケットについてはコチラの記事↓をご覧ください。
タイ出入国に必要な書類や手続きについてや、タイ国際航空<羽田-バンコク線>のフライトの様子については、コチラの記事↓をご覧ください。
ベトジェットエア<バンコク・スワンナプーム-プーケット線>のフライトの様子については、コチラの記事↓をご覧ください。
マリオット・プーケット・ビーチクラブとは
「 マリオット・プーケット・ビーチクラブ」はマリオットバケーションクラブ・アジアパシフィックのクラブリゾートの1つで、プーケットの北部にあるマイカオビーチ周辺のリゾートエリアに位置します。
初日に1泊した「マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット」とは徒歩圏内です。
施設名称:マリオット・プーケット・ビーチクラブ
(Marriott’s Phuket Beach Club)
住所:230 Moo 3, Mai Khao Beach, Phuket, Thailand 83110
TEL:+66-76-338000
FAX:+66-76-348348
チェックイン 16:00/チェックアウト 10:00
アクセス
プーケット国際空港 (HKT)から車で約24分
初日に宿泊した「マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット」から「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」へは、スタッフがカートで送ってくれました(約3分)。この2つの施設の移動は、無料巡回シャトルバスも利用可能です。
また、「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」からプーケット空港への移動は、無料送迎サービスを利用しました。空港とリゾート間の無料送迎サービスは、マリオットバケーションクラブのエグゼクティブ会員以上の特典の一つです。
マリオットバケーションクラブ・アジアパシフィックとは
「マリオットバケーションクラブ・アジアパシフィック(以下、「マリオットAP」)」にはマリオット・プーケット・ビーチクラブを含めクラブリゾートが8カ所あります。メンバーはクラブポイントを使用してこれらのクラブリゾートを1泊から利用することができます。
マリオットAPについて詳しくはコチラの記事↓をご覧ください。
マリオット・プーケット・ビーチクラブの予約
新型コロナウイルス感染症が流行する以前、マリオットAPのポイントをインターバル・インターナショナル(ポイント交換会社)に預け入れました。その後、感染症拡大に対する措置としてポイントの有効期限が延長され、さらに有料での延長も依頼した結果、有効期限は2023年5月末までとなっていました。
今回の「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」の宿泊はそのポイントを使って予約しました。予約はインターバル・インターナショナルのサイトから行うのですが、「フレックスチェンジ」というお得な方法での予約を利用しようと考えました。
フレックスチェンジとは、希望のチェックイン日の59日前から24時間前までの間に交換のリクエストを出す方法です。
希望のリゾートに空きがあれば、利用する施設、日程、部屋の大きさに関わらず、7連泊を1,000ポイントという大変お得なポイントで予約できる。交換先がハイグレードなリゾートでも、利用時期がトップシーズンでも、1BRでも3BRでも、使用するのは1,000ポイントのみ。
そして希望通り約2カ月前に、フレックスチェンジで「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」を予約することができました。狙ったのは金曜チェックインの1週間です。(※予約は1週間単位となります。)
というのも、マリオットAPポイントで予約すると、通常、金・土・日の宿泊は割高になるからです。実際の宿泊日数は1週間ではなく4泊の予定だったので、金曜チェックインにすると通常のマリオットAPからの予約よりさらに割安に宿泊できることになるというわけです。
ちなみに、マリオットAPのメンバーサイトからAPポイントを使って同一日程の1週間を予約した場合は、3,270ポイントが必要でした。それが1,000ポイントで宿泊できたことになります。
もしも、マリオットボンヴォイ公式サイトから同一日程の1週間を予約した場合の料金は、約85,000THB=34万円でした。
インターバル・インターナショナルで「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」の予約ができたあと、マリオットAPのメンバーサービスに電話をして、マリオットAPのクラブポイントを使って「マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット」に木曜日1泊の予約を取りました。
つまり、初日の1泊は「マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット」、2日目からの4泊は「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」という日程になりました。(そのあとバンコクに3泊しています。)
先述しましたが、マリオットAPのエグゼクティブ以上の会員は空港とリゾート間の無料送迎サービスを利用することができます。しかし、インターバル・インターナショナルを通して予約するとこの特典が受けられません。
今回はマリオットAPとインターバル・インターナショナル経由の両方で予約したわけですが、この場合は無料送迎サービスはどうなるのか、マリオットAPメンバーサービスに電話をして確認したところ、このようなケースでも、空港とリゾート間の無料送迎サービスは往復で利用できるという返事でした。
また、マリオットAPで予約したのは「マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット」なので、送迎車は往復とも『マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット⇔空港』となると思いきや、帰りのピックアップの場所は「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」の方でOKとのこと。
徒歩でも5~6分の距離ではありますが、柔軟に対応していただけて感謝カンゲキです。
マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケット泊(1泊)
マリオットAPからAPポイント使用で予約
空港からの無料送迎サービス付
マリオット・プーケット・ビーチクラブ泊(4泊)
インターバル・インターナショナルから予約
空港への無料送迎サービスOK
バンコクのマリオット・エンパイアプレイス泊(3泊)
チェックイン日まで1か月を切ったころに、現地から事前確認のメール(英文)が届きました。
その返信メールで、1週間ではなく4泊することとマリオットボンヴォイ会員番号も伝えました。また、宿泊棟はNorth Wingを希望する旨も加えておきました。
チェックイン
マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケットを10:00にチェックアウトしたあと、スタッフがカートでマリオット・プーケット・ビーチクラブに送ってくれました。
通常のチェックインは16:00ですが、着いたらそのままフロントへ行きました。
カウンター前で5分ほど順番待ちをしていたところ、冷たくて甘ずっぱいドリンクをスタッフが持ってきてくれました。こういう細やかな配慮がうれしいです。
チェックインの手続きの際、日本人スタッフのN氏が対応してくれました。N氏はここの唯一の日本人スタッフとのこと。
はじめはカウンターにて立ったまま手続きをしたのですが、そのあとレセプション近くのソファー席に移動して、資料や案内を見ながら細かいことまで丁寧に説明してくれました。
アーリーチェックインの希望はあらかじめ伝えてあったため、部屋の用意ができ次第携帯電話に連絡をすると言われました。チェックイン手続き後ソファーでちょっとくつろいでいたら、11:00頃にもう準備ができたと連絡がありました。
部屋に入れるまでは荷物を預けてその辺をぶらぶらしていようと思っていたのですが、素早い対応に驚きました。
マリオットボンヴォイ特典
宿泊先はホテルではなくマリオットバケーションクラブですが、以下のマリオットボンヴォイ チタンエリート特典を受けることができました。
- ウェルカムギフトとして1滞在につき1,000ポイント
- 飲食代が10%割引(※一部対象外あり)
- ビール(2本)無料サービス
ちなみに、プラチナ以上の会員がホテル宿泊で受けることができる「朝食無料サービス」と「レイトチェックアウト」の特典については、マリオットバケーションクラブ宿泊では受けることができないとのことでした。
リゾート内MAP
マリオット・プーケット・ビーチクラブはホテルの「JWマリオット・プーケット・リゾート&スパ」と同じ敷地内にあります。とても広い敷地になっており、フロントや敷地内施設はホテルと供用です。
上の写真のとおり、中心部にフロントデスクやさまざまな施設のある大きな建物があります。その南北の両サイドにホテル棟が建ち、それぞれのホテル棟のさらに外側にマリオット・プーケット・ビーチクラブのヴィラが建っています。
私が宿泊したヴィラは、1つの棟に4部屋×4フロアという構成でした。
私は前回(6年前)はSouth Wingのお部屋に滞在したのですが、今回は希望通りのNorth Wingで、11号棟3階というエレベーターから離れたお部屋にしてもらえました。
なぜNorth Wingを希望したのかというと、こちらの方がショッピングセンター「タートルビレッジ」に近いからです。
2BRのお部屋
では、お部屋を紹介していきます。
マリオット・プーケット・ビーチクラブのお部屋の間取りは2BRのみ。すべて「バルコニー付きガーデンビューのお部屋」です。部屋の広さは98㎡。
ドアを開けて入ると広い玄関ホールになっています。
右側にはバスルームやベッドルーム、廊下を少し進んだ斜め左側にリビングダイニングキッチンという配置です。
では順に見ていきましょう。
ランドリールーム
まず入口近く、玄関から入ってすぐ左にある扉の中には洗濯機・乾燥機、アイロンとアイロン台が入っています。
もちろん洗剤や洗濯カゴの用意もあります。
キッチン
広いリビングダイニングキッチンは、手前左側にキッチン、その奥にダイニングスペース、さらに奥の窓側がリビングスペースとなっています。
キッチンは、L字型のフルキッチンです。
シンクは大きなダブルシンク。
シンク下には大きなゴミ箱、水切りカゴ、食器用洗剤とスポンジが入っています。殺虫剤もありますね…(ヤツは出ませんでしたよ!)。食器洗浄乾燥機はありません。
カウンター上には瓶のミネラルウォーターが9本。
コーヒーメーカー、コーヒーセットやティーバッグ、キッチンペーパー。
コンロは4口のIHコンロ。
となりに電気ケトルとトースター。トースターの上にはオーブンレンジ。
上の棚にはさまざまな種類の皿やカップ・グラスなどの食器類。
タッパー、ざる、ボウル、計量カップもあります。
引き出しの中にはカトラリーやキッチンツールも揃っています。
下の棚には鍋やフライパン。
ボウルと炊飯器も用意されています(炊飯器はシャープ製ですね)。
大型冷蔵庫は2ドアで、上が冷凍庫になっています。
冷蔵庫にも瓶の水が3本。水は合計12本ですべて無料です。
チャンビール2本はマリオット・ボンヴォイ エリート特典です。
コーヒーセットやティーバッグ、水はハウスキーピングで補充してもらえます。
キッチンのダイニング側にはカウンター席になっており、カウンターチェアが2脚置かれています。
ダイニング
キッチンの横は、壁に描かれた大きなゾウの装飾が目を惹くダイニングスペース。
ガラス製の丸く大きなダイニングテーブルとその周りを囲んで鮮やかな朱色のチェア5脚が置かれています。
丸テーブルの上には、タオルで作ったニコニコ顔のゾウさんとメッセージが置かれています。
マリオット・マイカオ・ビーチ-プーケットにはスナックが置いてありましたが、こちらにはウェルカムスイーツ類はありませんでした。
ゾウの装飾と反対側の壁際にデスクが置かれており、大きな鏡やコンセント・USBポートも付いています。ここでメイクしたりお仕事したりもできそうです。
リビング
大きな窓側には広く明るいリビング。カラフルな色合いで華やかです。
リビングの中心には四角いローテーブル。
その周りに3人掛けの青く大きなソファー、一人掛けの緑色のソファー2脚。1つはオットマン付きですね。大きなソファーはエキストラベッドとしても使用できます。
ソファーにはタイらしい模様のカラフルなクッションが置かれています。
壁には大きな細長いリーフの装飾。ラグの色合いとデザインもすてきです。
ソファーと反対側の壁には大型テレビが掛かっています。
窓からは緑あふれる景色が楽しめます。3階なのに背の高い植物がすぐそこまで迫っていて、まるでジャングルの中にいるようです。
バルコニー
リビングの窓は開かないのですが、窓の手前にある扉を開けるとバルコニーになっています。
バルコニーにはウッドテーブルとチェアがあり、ここで景色を見ながら食事を楽しむこともできます。そばにある池も見えますね。
バルコニーの隅にはカメさんが。これは蚊取り線香の入れ物です。
ダイニングのデスクの引き出しに、うずまきの蚊取り線香と液体蚊取器が入っていました。
朝は蚊が飛んでいるので、虫よけや虫刺され薬を持参するといいですよ。昼間は暑いので蚊はどこかへ行ってしまうようです。
火曜・金曜・日曜日の16:00~18:00にリゾート内の共用エリアや1階のテラスに殺虫スプレーをまくので、ドアを閉めておくようにと案内に書かれていました。
メインベッドルームとメインバスルーム
リビングのダイニング寄りにある扉を開けるとメインベッドルームがあります。
バルコニーに面して大きな窓があるので陽の光が差し込んで明るいお部屋です。
窓からバルコニーへ出入りすることができます。
お部屋の真ん中にキングサイズベッドが1台。ちょっと高さがありますが、寝心地はよかったです。
ベッドの対面に大型テレビがあり、その両脇にクローゼットがあります。
右側のクローゼットにはハンガー、セイフティボックス、ドライヤーが入っていました。
左側のクローゼットにはバスローブ、使い捨てスリッパ。
窓と反対側にメインバスルームがあり、大きな観音開きの大きな扉で仕切られています。
広いメインバスルームは真ん中に大きなバスタブが置かれており、その両側に洗面台が1つずつ配置されています。
タオルに花が添えられているのがいいですね。
シャンプー類はボトルが壁に備え付けられていました。アメニティブランドは「thisworks」。
左の洗面台の対面にシャワーブースがあり、オーバーヘッドシャワーとハンドシャワーが付いていました。
シャワーブースにもボトルのシャンプー類が用意されています。
プラスティックごみ削減のために大きなボトルに入れ替えていると案内に記されていました。
水圧は問題なし。バスタブのお湯もすぐに溜まります。毎日大きな湯舟にゆっくり浸かり、気持ちよいバスタイムが楽しめました。
右の洗面台の対面にはトイレがあり、ドアがついて個室になっています。
タイ式ハンドシャワー付きです。
ゲストルームとゲスト用バスルーム
ゲストベッドルームは、玄関を入って右側あります。
セミダブルサイズのベッドが2台置かれていて、こちらのベッドも高さがありますね。
このお部屋にも大きな窓があるので明るい空間になっています。
部屋の奥にクローゼットがあり、バスローブ、使い捨てスリッパ、ドライヤーが入っていました。
予備のトイレットペーパーやティッシュペーパーもあります。
クローゼットとテレビの間にある扉を開けるとゲスト用バスルームがあります。このバスルームは、玄関側の扉からも入れるようになっています。
トイレとシャワー付きバスタブのある、いわゆるユニット式のバスルームです。
バスタブの上にオーバーヘッドシャワーが固定されており、ハンドシャワーはありません。
トイレはこちらもタイ式ハンドシャワー付きです。
洗面台は1つ。広いので使いやすそうです。こちらのタオルにも花が添えてあってほっこりします。
メインバスルームと同様、洗面台にはthisworksの固形石鹸やボディーローションも置いてありました。
その他客室アメニティやサービス
テレビは合計3台。リビングと各ベッドルームに一つずつあります。
電話も各部屋にあります。
また、無料WiFiも利用可能。
ハウスキーピングは毎日やってもらえます。希望すれば、歯ブラシと歯磨き粉、シャワーキャップ、シェービングキットなどももらえます。ハウスキーピングが不要な場合は、巾着型のドアプレートを下げておけばOK。
まとめと感想
「マリオット・プーケット・ビーチクラブ」のお部屋の様子について紹介しました。
6年ぶりの滞在でしたが、相変わらずスタッフの丁寧な対応と心遣いで気持ちよく滞在することができました。
インターバル・インターナショナルの予約とマリオットAPの予約を併用した、あまり例のない宿泊の仕方だったのにもかかわらず、こちらの都合に合わせて送迎もアレンジしてもらえました。また、事前のリクエストにもすべて希望通りに対応してくれました。
日本人スタッフがいて、あれこれ聞くことができたのもとても良かったです。
タオルアートやお花のおもてなしも、タイのマリオットらしくてうれしく思いました。お部屋は常にきれいに整えられ、快適に過ごすことができました。
次の記事、マリオット・プーケット・ビーチクラブ滞在記後編では、マリオット・プーケット・ビーチクラブ内の施設・サービス、朝食ブッフェ、目の前のビーチについて紹介します。続けてご覧ください↓。
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